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内容説明
父系でのみ受け継がれるY染色体遺伝子の生存戦略が、世界の歴史を動かしてきた。地球生命の進化史を再検証し、人類の戦争や暴力の背景を解明。さらには、衝撃の未来予測まで語る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
8
ブライアン・サイクス著書(翻訳版)3冊目。「イブの七人の娘たち」「アダムの呪い」に続き本書も読了。04年刊行。読み始めて読了済みではと思ったが、本サイト上の記録は未読。読了後の巻末の一言に目が仰天。「本書は・・・本文庫化にあたり、『アダムの呪い』を改題した」とある。やっぱり。ただ内容は若干変えてあるような。改めて最初の「イブの七人の娘たち」は面白かったと思う。構成的にもとても興味を唆られたが、本書は尻窄み感が否めない。筆者はオックスフォード大学の遺伝子学教授。残念ながら5年前に死去。もう続編はない。合掌。2025/04/30
mob
8
Y遺伝子が弱る構造と未来像が衝撃的で興味深い。ただし歴史観の偏りを感じる。一握りの支配者でなく多くの遺伝子を運んだ民衆に着目する歴史観なら、体格が近いため貢がせる立場で女性による性選択が富の獲得で加速した結果、社会的弱者のY染色体が多く切り捨てられたにすぎない。単純に富の獲得前の性選択に戻すことが「平等」と考えるのはあまりに無防備か、フェミニズムに毒されすぎだろう。同性愛男性を働きバチに喩えたのはひどいが、野太い声で女性的主張(男の好み)を代弁させられる日本のメディアでのゲイ風タレントの用途を思い出した 2021/09/05
ふたば
7
母系をたどるミトコンドリアDNAに対して、父系をたどるY染色体。男性にのみ引き継がれていくこの染色体が人類の発祥(それより以前から?)からの足取りを追い、生殖に関する事、性別が存在する意味や、遺伝病についてなど多岐にわたる内容で読みごたえはあった。もっとも、21章にすっかり持って行かれて、しばしそれ以前の内容が飛んでしまったが。。。 繁殖に必ずしも雌雄が必要なわけではなく、現在Y染色体は傷つき、男性の生殖能力は低下の一途をたどっているのだという。。。女性がいれば繁殖できる日も近いというのか。2021/03/22
はなこ
2
アダム(Y染色体)は富を武器に子孫を増やす戦略を取った。同姓の男性が類似のY染色体を持つ例から、遺伝子をたどってゆく。イブは女系の祖先探しのストーリーだったが、今度は男系の物語だ。X染色体Y染色体の組み合わせによる男性らしさ女性らしさの章もためになったが、生物の雌雄決定方法の多様さには驚いた。2021/05/31
みほ
2
Y無くなるな、こりゃ。2021/03/24
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