内容説明
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化学には有機化学、無機化学、高分子化学、生化学、分析化学など、いろいろな領域があります。そのような中にあって、量子化学は化学の全ての領域にまたがった、化学の根本を明らかにしようとする分野といえます。量子化学とは、「量子力学」の諸原理を化学の諸問題に適用し、原子と電子の振る舞いから分子構造や物性、あるいは反応性を理論的に説明づける学問分野です。本書では、化学を専門とする著者が、今後ますます重要性の増してくる量子化学について、その概念を誰もが理解できるように解説した入門書です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
一郎二郎
3
量子化学のうち共有結合については基礎から最新のフロンティア軌道理論まで簡潔に解説されており面白かった。一方で金属結合について数行しか書かれていない為、量子化学全体を網羅した気になれなかった事が残念。2024/10/16
mtht
3
読了。量子化学の内容を確認するのに良い本であった。参考になる記述もありよかった。マッカーリ・サイモンを読む前に読んでおきたかったと思う。2024/02/21
yyhhyy
3
量子化学について詳細な量子力学の話は避け分子軌道法等を平易に説明した本。2021/12/30
土蜘蛛
3
誤字が多い気がしたが量子化学がわかりやすく説明してあり、結構良かった。応用まで効かせていてなぜ量子化学を勉強するのかがおのが身で体験できる本だった。2021/09/28
pintarou
1
定性的でとても平易。概略が掴めてよかった。2022/07/18
