講談社文庫<br> 源内万華鏡

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講談社文庫
源内万華鏡

  • 著者名:清水義範【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2020/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062732802

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内容説明

奇人・平賀源内の破天荒な人生と大志――平賀源内は、元祖マルチ・タレントだった! 本職は本草(ほんぞう)学者。エレキテル、万歩計、寒暖計を見様見真似で完成させ、鉱山技師として金銀を求めて山をウロウロ。風来山人の名で戯作、福内鬼外(ふくちきがい)の名で浄瑠璃を書けば、大ヒット。杉田玄白をして「非常の人」と言わしめた源内の、オモシロ人生を奇才が描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おすし

17
侍であり、学者であり、開発者であり、作家であり、etc… 〇〇の第一人者、の数々。和製レオナルドダヴィンチか。彼の生き様は凄すぎて、ほぼファンタジー。でも事実、存在したのよね。面白かった。2020/06/27

guu

9
突出した博識、多才、奇人変人ぶりで数々の偉業を成し得ながらも、目指す出世街道からあれよあれよと外れてしまうその破天荒人生が魅力の平賀源内。清水節が効いてて大変オモシローござりました(爆)内容はあらかた既知の伝承に沿ってあるものの、様々な諸説を踏まえた上での清水流解釈や、戯作&浄瑠璃の細かい内容に言及してあったりと非常に興味深いもので、更には一をきけば二十を知る彼がとりわけ苦手とした学問のこと、杉田玄白や鈴木春信など知り合った人達に与えた影響の詳細など、目からウロコの源内情報てんこ盛りの楽しい一冊でした。2010/09/02

MIKETOM

7
50年前。たぶん日曜夜8時から45分間、NHKで源内を主人公にしたドラマが放映されていた。タイトルは『天下御免』山口崇主演。ラストは気球に乗って消えていくシーン。源内と聞くとこれを思い出す。面白かったな。鬼才・奇才としか言いようがない。全くかけ離れた分野に次々と手を出してはものにしていく。こういう人生は羨ましいね。絵画・浄瑠璃脚本・鉱山経営・陶芸・織物・コピーライター・炭焼き&販売ETC。なのに本職は医学(薬学)。エレキテルなんてほんの余技。最後は詳細不明の殺人で入牢し獄死。一瞬でこの世から消えた印象。2022/03/17

ニコール

4
大江戸恐龍伝のサイドリーダーとして読みましたが面白かった!清水さんの解釈力と文章のこなれ感のバランスがすばらしいです。しかし源内BLの気があったとは…2014/07/02

こまったまこ

4
面白かったです。本文ではちょっとしか言及されていなかった小田野直武のお話から源内先生に興味を持ち、この作品を手に取りました。直武のお話では晩年の源内先生が描かれており少し悲劇の様相を呈していましたが、こちらでは聡明で意気揚々とした幼少から青年時代をじっくり描き、たくさんの人たちと出会い何にでも興味を持ち、次々と奇想天外な発明をし、物を作り出していく源内先生が活き活きと描かれ読んでいてとてもワクワクしました。本当に多芸多才な人だったんだなと心から感心しました。悲しいけど救いのあるラストは良かったと思います。2013/09/01

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