富士見L文庫<br> きみに、にゃあと鳴いてやる。 わたしが猫になった67日間

個数:1
紙書籍版価格
¥726
  • 電子書籍
  • Reader

富士見L文庫
きみに、にゃあと鳴いてやる。 わたしが猫になった67日間

  • ISBN:9784040737201

ファイル: /

内容説明

仕事に疲れたOL・舞原留里は、ある日吉祥寺で一匹の猫となる。自由だ! と喜ぶも猫としての生活力はゼロ。焦っていると、高校の同級生・岸田頼朝に遭遇。ある特異体質を持つ彼に留里(猫)はお持ち帰りされて!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

37
ある日吉祥寺で金色の瞳の猫と出会い、一匹の猫となってしまった仕事に疲れたOL・舞原留里。そんな彼女が猫にだけ優しい偏屈な高校時代の元同級生・岸田頼朝と出会う物語。猫に好かれる特異体質を持つ岸田にお持ち帰られて、彼の家で一緒に過ごした67日間。共同生活で岸田の意外な一面がたくさん垣間見えて、共に過ごすうちに留里の中にも育まれてゆく想いがあって、改めて留里が人として対してみると岸田はほんとめんどいやつだなーと苦笑いでしたけど、それにめげずにしっかり向き合った留里と頼朝のお似合いな感じがとても素敵な物語でした。2020/08/24

ひぬ

26
仕事に疲れ、猫になりたいと願い、吉祥寺で一匹の猫となった舞原留里。猫としての生活力がゼロのため道を彷徨っていると、猫に好かれる特異体質の高校の同級生・岸田頼朝に拾われます。彼に世話をされる中、どんどんと岸田に惹かれていく留里。もちろん猫のままでは何もできず歯痒い思いをしますが、後半は人間として岸田に接していきます。全体的に優しい感じの物語でした。ファンタジー要素に関してほぼ説明がないのは少し腑に落ちませんでしたが、留里と岸田の揺れ動く感情が主になっていたため、そこまで気にしませんでした。2021/04/30

はなりん

23
仕事に疲れ切った留里は、井の頭公園で猫神様に出会い猫になりたいと願う。本当に猫になってしまった留里は、途方に暮れつつ彷徨いていると高校時代の猫好き同級生岸田を見つける。そこから猫だけど一緒に暮らすことになった岸田の素の表情や本来の姿を見ているうちに恋に落ち・・・の王道展開なんだけど、岸田の拗らせ具合と素の家族とのやり取りや、留里の前向きな性格で、凄く楽しめました。留里が人に戻ってからのやりとりも、凄く良かった!お似合いな2人で家族も暖かくて、ホッコリしました!2020/09/13

さっきぃ

15
めちゃくちゃ面白かった。ブラック企業に疲れてにゃん天様と呼ばれる白い猫に、猫になりたいと言ったあと猫になり、やたらと猫に好かれる高校の同級生岸田と出会い岸田に飼われることになった留里。猫に対してはすこぶる優しい、人間には不器用な岸田をどんどん好きになる留里。留里目線で岸田に愛しさを感じてしまう。人間に戻ったあとの留里の猫っぽさ、岸田のダメっぷり、ヘタレ具合、二人の会話のテンポ、全部ツボにきて良かった。とても楽しかった。岸田には留里がぴったり。2023/03/13

アキナ

12
仕事に疲れ果ててしまった舞原留里は1匹の猫になった。猫になった留里は、高校時代の同級生の岸田に出会い拾ってもらう。人間には冷たいけど猫にはめっぽう優しい岸田に甘やかされのびのびと生きるけれど、ある事件をきっかけに人間に戻ることを決め、人間として岸田に会いに行く留里。猫になった時間はただの充電時間ではなく、この時間があったからこその二人の結末がとても良かったです。岸田のお母さんの猫名前バリエーションが面白過ぎました。ミンチ肉優勝。2020/07/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16028042
  • ご注意事項