ちくまプリマー新書<br> 「予測」で読解に強くなる!

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ちくまプリマー新書
「予測」で読解に強くなる!

  • 著者名:石黒圭【著者】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 筑摩書房(2023/10発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480688439

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内容説明

予測は、つぎに出てくる内容を絞ることで、読解を、速く楽しく正確にするものである。豊富な具体例でそのコツを体感しながら、読み上手・書き上手をめざそう。

目次

はじめに/第一章 文章理解とは?/頭のなかの理解の姿/音に頼るか文字に頼るか/読んだ順に理解できる不思議/文章理解のしくみ/ボトムアップ処理とトップダウン処理/第二章 予測とは?/予測を体験する/予測させる力の幅/予測のいろいろ/当たる予測と外れる予測/予測とは何か/予測は文法ではない/予測を研究する方法/第三章 問いの予測とは?/「深める予測」と「進める予測」/冒頭文の「深める予測」/「ケーベル先生」に見る「深める予測」/順接展開の「進める予測」/逆接展開の「進める予測」/第四章 答えの予測とは?/「答えの予測」に価値があるジャンル/予測が当たって怖くなる/予測が外れて可笑しくなる/予測が外れてホッとする/「盲点」をつくテクニック/第五章 予測の表現効果とは?/書くことと予測/構成を予告する/意味のまとまりを作る/文章のタメを作る/行間を読ませる/文章世界に引きこむ/おわりに/この本に登場した文章例

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

みどるん

8
読書の時に無意識にしている展開の予測。これを意識的に分析している本。例文がふんだんに盛り込まれているのでわかりやすい。内容に驚くべき所はあまりないが、文章を読むときに考えるクセがつきそう。これから読書の時は文章のタメに注目したい。2014/06/26

メガネ

5
「文章は接続しで決まる」に続いて、接続詞をヒントに「予測する」という行為について深く掘り下げていくという内容。優れた文章には効果的な接続詞、今回の場合は読者に予測を促すためのツールとして用いられていることが述べられている。文章に関する考察は難しそうなイメージがあるが、石黒氏の説明は簡潔で例文の引用の仕方も面白いので、それほどアレルギー反応を示すことなく読めるのではないだろうか。2010/08/23

はづきち

4
図書館本。著者の石黒圭氏は言語学者だそうです。 よい文章は読み手に予測をさせながら読ませる。予測とは次の内容をぴたりと当てることではなく、次の内容をある程度絞るということ。まず文章全体の内容を予測させる文(主に冒頭文)がある。「問いの予測」には「深める予測」と「進める予測」がある。「答えの予測」では次の展開を予測してから読み進めていくことによって恐怖、笑い、安堵などを感じる。 逆接表現、譲歩表現、項目数の提示(「理由は四つある」等)などの表現は、その後の展開を予測させるものという考え方もあるのですね。2020/09/16

ゆき

4
図書館本:フォトリーをするようになったら、こうした読み方をしなくなっている気がする。文章の流れから先を予測するかどうかで小説の楽しみ方が変わる気がします。2013/12/23

calaf

4
ある意味、当然といえば当然のことだけど...いや、やはり当然の内容しか書いていないような...もちろん、当然のことを深く掘り下げて考え、適切に表現することが学問だということは分かるのですが...2010/07/19

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