内容説明
生後四ヵ月で保護されたプードルのスピンクが、小説家の主人・ポチの家にやってきて十年。別れは突然に訪れた。ポチとスピンクの楽しく幸福な時間を描きつづけた大人気シリーズ最終巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
2
結末がわかっていたから読みたくなかった。いつも楽しそうに笑っていたスピンク。その突然の死。町田康が描くペットはかわいいだけの存在ではなく、犬や猫、それぞれの矜持を持ち、飼い主を冷静に眺めているところが好き。スピンクがいなくなって、それでもときどきスピンク、と声に出して呼んでみる、という主人・ポチ。昨年愛猫を急な病で亡くした自分と全く同じだ。スピンク、ありがとう。2020/11/04
NOJI
0
スピンクもシードも、もういないのか 寂しいな2020/08/26
