内容説明
ポスト・コロニアルな問題意識とお茶への愛とに裏打ちされた、豊穣な東西文化史。
第一部「東から」は古代中国における茶の起源に始まり、唐代以降の喫茶文化の興隆、日本への伝播と茶の湯の誕生までをたどる。第二部「西へ」は西欧列強のアジア進出から西欧への茶の紹介、イギリスにおける茶貿易の赤字解消が発端となったアヘン戦争、植民地インドでの茶の栽培などを描く。東西文化の遭遇と対立、とくに西欧によるアジアの収奪が、茶文化と茶経済の変容をとおして語られる。第三部では、茶にまつわる話題が小気味よく紹介され、茶の木の発見、ティーバッグやアイスティーの誕生の逸話、茶の種類や、水の重要性などがとりあげられる。最後の第四部では、表題「茶の現在――人々と地球」が表わすとおり、植民地主義によって始まった、商行為における不公正の問題にどう取り組むべきか、茶プランテーションの化学農業によって死んでしまった土壌をどうすべきか、といった今日的な問題に焦点があてられる。
われわれに親しみのある飲み物の歴史が豊富な資料をもとに詳述されており、まずはお茶を淹れて、じっくり繙きたい1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
こけこ
3
お茶の歴史は貿易、戦いまでも繋がる。何気なく飲んでいる緑茶だけれど、たまにはちょっと思いを馳せてみようと思う。2021/12/02
チィ★
0
お茶は好きで中国茶、日本茶、紅茶など普段から色々飲むので興味深かった。中国からどう世界に広まっていったのか。その広がる過程でまさかアヘンも絡んでくるとは。紅茶の種類だと思ってたアッサムやダージリン、当たり前のようにあるリプトンなどのメーカーなど地名や人の名前だったのかと今更知った。2026/07/20
我門隆星
0
新書の同名書籍よりもより詳しいかな、と買ってみました。まあまあ詳しかったのですが、なぜかノリが新書よりも軽いように感じられました。まあ、お茶のリラクゼーションが利いたのでしょう(何かが違う)。
-
- 電子書籍
- 小さなお店のLINE@集客・販促ガイド
-
- 電子書籍
- 司馬遼太郎短篇全集 第十巻 文春e-b…
-
- 電子書籍
- ダブルクロス・リプレイ・オリジン 偽り…
-
- 電子書籍
- 天にひびき (6)
-
- 電子書籍
- ボイス・ミーツ・ガール 角川コミックス…




