内容説明
14世紀、北イタリアの街ヴェローナで、100年を超えていがみ合うキャピュレット家とモンタギュー家。かたき同士の名家にそれぞれ生まれ、一瞬で強く惹かれ合ったロミオとジュリエット。二人の情熱的な恋と、悲しい物語の行方とは。中高生でも読みやすいようにやさしい言葉で小説化した、古典に親しむ入門シリーズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コト
2
ロミオとジュリエットについて知る必要があったのだけど、買った本が戯曲の表記のままで頭に入って来なくて困っていました(笑) 図書館で検索したらこちらが見つかり、そのまま読みました。心情はもちろんですが歴史背景的な補足も見てとれて、非常に分かりやすく、1時間くらいでするすると読めました。 恥ずかしながら初シェイクスピア…勢いとドラマ性があって、キャラクターが魅力的に作られていて、こんなに面白いんだ!って感激しました。名作はやはりすごい。 ツッコミどころもたくさんありますが、それに言及するのは野暮でしょう。笑。2023/06/24
戯
1
★★★★★ 小説家により脚色されたロミオとジュリエットに触れたく拝読しました。 当然大筋は戯曲と変わりませんが、2人の親密な関係がよりリアルに描かれておりドキドキできました。 ベンヴォーリオの相棒感、ティボルトの悪役具合、なによりパリスとジュリエットの口論はこの小説版ならではの演出で読んでよかったです。 元が素敵なフォーマットなので、少し演出を加えるだけでより綺麗な作品になっています。 エピローグもこの小説ならではで、読後も浸れました。 装丁も凝っていて、ずっと大事にしていきたい一冊になりました。2024/07/29
REGALO
0
かの有名な「ああ、ロミオ。どうしてあなたは、、、。」死んだと間違えて、、。くらいの知識。いつかは観てみたいと思っているロミオとジュリエット。やっと背景が分かった。意外短い間の出来事で驚いた。観劇するのが楽しみ。2022/06/17