クラスメイツ〈前期〉

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クラスメイツ〈前期〉

  • 著者名:森絵都【著】
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • 偕成社(2020/06発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784038144103

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内容説明

日本のYA文学をきりひらいてきた森絵都が、直木賞受賞後はじめて描く中学生群像。中学1年生24人のクラスメイトたち、その1人1人を主人公にした24のストーリーで思春期の1年間を描いた連作短編集の1作目。うれしい出会いや、ささいなきっかけの仲違い、初めての恋のときめきや、仲間はずれの不安、自意識過剰の恥ずかしさや、通じあった気持ちのあたたかさ。子どもじゃないけど大人でもない、そんな特別な時間の中にいる中学生たちの1年間。だれもが身にしみるリアルさを、シリアスなのに笑えて、コミカルなのにしみじみとしたユーモアでくるんだ作品集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

173
24のストーリーが絡み合ってくるのかこないのか、絡んでくるとしたらどう集結してどう終結するのか、今のところ予測困難。水泳部が鍵になるのだろうか。2014/09/01

barabara

150
中年が想像力の限りを尽くして、無理に今時の中学生を描こうと痛さまみれになっているノベルス、とは違い爽やかに細やかに普通の中学生をさらさらと表現しているのが気負いなく、やはり森絵都ってすごい作家だとしみじみ。一人一人が主役になっている短編が続くが、全て軸がおなじなので自分もA組にいて日々を過ごしているような何とも不思議な心地よい読書だった。冒頭のクラス初日の女子ならではの不安と要領をこれ以上ない位自然に書いていて、すごいわ〜!完2014/06/06

みかん🍊

104
24人の中学1年生のクラスメイト一人一人が主人公の短編集、特に問題があるとか目立つ子だけに焦点を当てるのではなく全員を書いたのはきっと、目立たない子も優等生も人気者もみんなが、いろんな思いや悩みを抱えているという事を伝えたかったのかな、最近は自分の親しい友達以外のクラスメイトはまるで居ないがごとく他人、同じ感情を持つ友達と認知していない子たちが多いような気がする、そんな中学生たちに読んで貰いたい作品です。24人の誰がに感情移入できるのでは。2015/03/25

岡部敬史/おかべたかし

102
森絵都さん。やっぱいいなぁ。魂は細部に宿るといいますが、個人個人の細かい悩み、喜びが生き生きと描かれている。人物描写のお手本のような作品。大切に何度も読もう。2018/02/13

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

99
久々の森絵都さん。やっぱり、思春期の学生を描くのがうまい!読みやすくておもしろくて共感できる☆12人のクラスメイトがそれぞれから見た北見第二中学の一年A組。中でも印象的なのが、里緒とアリスの友情。「千一人目の女の子」(親友)って素敵だと思う。陸と田町の丘の探検や昆虫話も青春って感じで、楽しそうで微笑ましい。彼らの心の奥や本音などが中学生らしくフレッシュというか瑞々しく描かれていて良かった☆みんな色々悩んでるけど、大人になったら、「あぁ、そんなこともあったね」とその悩みのちっぽけさを笑える日がくるのだろう。2014/10/06

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