内容説明
公子から婚約を打診された伯爵令嬢マリアは、決めた――死んだふりをして、修道院へ逃げようと。なぜなら彼女は伯爵と血縁のない、まがいもの令嬢だったのだ。そこで善は急げと馬車に乗ったのだが、幻獣が棲むガラスの森を通りかかったマリアは、巨大ハムスター(幻獣)に連れ去られて窮地に!? そのとき、颯爽と隣国の王子レイヴァルトが現れて……。幻獣から助けてくれたうえに、夢だった薬師としての場所を用意してくれるなんて、たとえ下心ありでも、助かります! なぜか幻獣に絡まれまくる少女の薬師ライフラブコメディ! ※電子版はショートストーリー『彼らと彼女の邂逅』付。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
18
諸事情から、紛い物の伯爵令嬢のマリアが隣国へと移り住み、薬師として生活することに。元々薬師の知識も技術もあったので生活には問題がなくても、ガラスの森からやってくる幻獣には振り回される日々。お手伝いしてくれるハムスターが可愛すぎる。隣国へ来るきっかけになった、王子レイヴァルトの距離感の近さも、種明かしで納得。だからハムスターに逃げられるのかな…。でも、婚約を迫ってきた自国の公子が、マリアの居場所を嗅ぎ付けたら、また一騒動ありそう。2020/11/11
RINGOoisiiiiiii
6
婚約話しが上がったヒロインだが、とある理由でそれは受け入れられない。ならば逃げるしかないと修道院へ行くことに。修道院へ行く途中、ガラスの森へ通りかかったヒロインは何故かハムスターの幻獣に拉致られてしまい…。先生買い。頭がもふもふハムスターに占領されてしまう。幻獣に愛される体質と領地に残ってほしいのとでイケメンズが優しいし、匂いをくんかくんかされるので距離が近い!裏山けしからん!なのでツンツンしてくるクリスティアンがちょっと新鮮。けど基本いい子なんだよな〜。婚約予定だった相手はどうしたんだろ…。2020/07/22
kinta
4
ハムスター神輿!ファーストインパクトはこれに尽きるかと(笑)。勝手に家に入ってきて飯を要求し、薬研を使いお手伝い、そして家回りまで…ひたすら挙動不審の人間と幻獣。よくこんなの信じたな、ヒロインw。とりあえずいろいろと消化していないところがあるので、次でしょうか?とりあえず故国は大丈夫か。2021/04/20
ゆき
3
ハムスターに攫われて隣国へ、ストーリー展開は面白いが、背景や世界観はあっさりしていて、独特の薬事や森や幻獣などのことがわかりにくい。キャラも主人公以外はあまりわからず、解決しない問題や伏線も多数あるが次巻以降に明らかになるのか。2022/04/23
由貴
3
隣国に行ったことで今のところまがいもの令嬢設定はあまり活用されてないけど、今後件の公子が出てきたりするのかな2020/12/23