夫のちんぽが入らない(5)

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夫のちんぽが入らない(5)

  • ISBN:9784065201930

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内容説明

生きづらさの底にある希望の物語。ついに堂々完結。ひとりの女性が二十年の歳月をかけ、辿り着いた答え。

三十代半ばを迎えた倉本さち子はすべての性活動を終了させる。ずっと悩み続けていたコンプレックスから解放され、やっと手に入れた安寧の暮らし。
そんな時、高校教師である慎の携帯電話に警察から連絡が入る。問題を抱えた生徒にも根気よく接する夫の姿を見て、全面的に支えたいと願うさち子。
だが、身を削り生徒指導にあたっていた慎に異変が起きてしまう。
世の中の「普通」に呪われた女性が、絶望の果てに見つけた希望とは‥‥!?

「そう思えただけでも 私が死にたい気持ちと向き合った日々は 無駄ではなかったと思う」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

私的読書メモ漫画用

3
両親が嵌っているカルト宗教を嫌っていた元生徒が、自身も取り込まれているのを見た場面など、とても嫌な気持ちにさせられる作品であり、ひたすら暗鬱で、ほとんど前向きな部分が無いのですが、感情を揺らがされるという点では、間違いなく優れた一作だと言えます。それはそれとして、ちゃんと病院に行くとか、いくらなんでもちゃんと対応しようよ、と現実的なことを思いはしますね。2020/10/06

2
エッセイ漫画として読み始めたが、コミカライズの担当漫画家がゴトウユキコさんとなると、絵だけでめちゃくちゃ雄弁で、普通のストーリー漫画のようだった。原作は読んでいないが、タイトルの「ちんぽ」という強い言葉から連想する、自分とは距離がある人物像ではなく、むしろその言葉に押しつぶされそうな、共感性のある主人公像で、だからこそグイグイ心に入ってきた。この人の人生体験は特殊なはずなのに、誰もが自分ごととして捉えられる普遍性のある話で、とても良くできている。と、言いたいけど、実話なので言いにくい。2021/10/12

ゆゆゆいいい

1
一気読みしちゃった 結婚して子供がいて家族がある それだけが幸せの形ってわけではないのだなと 2023/10/07

空金

1
結局ちんぽが入らない理由は明確にはわからなかったけど、色々な家族の形があってお互いを尊重できるならそれで良いのかなと思う2022/08/26

あずま

1
完結。世間の常識、親の常識って苦しいって思った。私もいわゆる普通に生きられない自分に苦しんでるから、共感できるところが多々あった。胸を張って、全てをさらけ出すことはできないけど、今の自分に少し勇気をくれるお話だった。こだまさんとゴトウユキコさんの相性がとてもいいと思う。原作も読まねば。2021/05/11

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