角川書店単行本<br> KILLTASK

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¥1,980
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角川書店単行本
KILLTASK

  • 著者名:行成薫【著者】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • KADOKAWA(2020/07発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041094082

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内容説明

殺し屋(エージェント)見習いとして生きることになった主人公。平凡な人生を送っていた彼は、自身の家族を皆殺しにした容疑を掛けられ、逃亡していたところを二人のエージェント「天使」と「悪魔」に拾われたのだ。何者かにはめられ、罪を背負わされた彼は、裏社会で生きていくためにある特殊技能を磨いていく。彼の祖父は名うてのマタギで、祖父に連れられてたびたび猟について行っていた彼は、ひそかに狩猟者としての技術を祖父から受け継いでいたのだ。「スナイパー」としてのエージェントの手伝いにようやく慣れてきたころ、主人公はある事実を知る。殺された彼の家族に残された、犯人の「刻印」。それは彼を拾ったエージェントの一人、「天使」がターゲットに遺すものと全く同じものだった――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんたろー

210
行成さん3冊目。『名も無き世界の~』でも感じたが、伊坂さんを意識したようなタッチで、本作は殺し屋が中心の話なので「そこまで寄せて大丈夫?」と思ったが、余計な心配だった…テンポ良い展開と軽妙な会話で、伊坂さんチックではあるが似て非なるもので、大いに楽しめた。中心の3人(僕、天使、悪魔)+1人(杏)は漫画的なキャラ立てで目に浮かぶし、周囲の人間たちも単なる道具にならないように背景を持たせているのも好み。終盤の二転三転と、主要人物たちの結末も気持ち好く、エンタメとして標準以上。続編も創れる構造なので期待したい♬2020/08/21

starbro

208
読メのレビューと表紙に魅かれて読みました。行成 薫、2作目です。本書は、殺し屋稼業ファンタジーミステリでした。伊坂幸太郎風でもありますが、伊坂幸太郎ほどユーモラスではありません。「生きるか死ぬか、 どっちがいい?」 https://www.kadokawa.co.jp/product/322001000192/2020/11/19

モルク

121
恋人を拉致され犯人のひとりを祖父のライフルで撃ち殺し、いつの間にか自分の家族をも殺したことになっていて、ついに「生きるか死ぬかどっちがいい?」という台詞にのせられ「殺し屋見習い」となった主人公。表と裏、天使と悪魔、時系列の前後を織り混ぜながら、仲間と思っていたあいつが…?いやいや、本当の悪はあやつか!エンタメ感満載で一気読み。登場人物も魅力がありおもしろい。私は悪魔とじいちゃんが好き!2021/01/28

H!deking

104
これも先日のイベントで手に入れた直筆サイン本!ちゃんとヒデキングさんへ、って書いてもらいました(笑)いやー薫先生ハズレ無いですね。これも面白かった!殺し屋が出てくると言えば手垢付きまくってる感じがするけど、設定が面白いし登場人物はみんな魅力的で一気読みでした。シリーズ化されるなら追いかけたい!名も無き世界〜も映画化されるし続編出るみたいなので、これも映画化したら面白いんじゃないかなー?2020/11/05

★Masako★

100
★★★★ 行成さん2冊目♪家族を皆殺しにされその容疑をかけられて逃亡していた僕は、裏世界の殺し屋に拾われ殺し屋見習いに。先輩殺し屋「天使」と「悪魔」、そして僕。KILLTASK(殺人案件)を淡々とこなし終わると3人でBARで乾杯…殺し屋なんだけど殺し屋らしくない不思議な空気感の中で、徐々に色んな事が繋がり見えてくる真実と新たに生まれる謎。二転三転しながら進む後半~終盤からは目が離せない。一喜一憂しながらとても楽しめた!僕のおじいちゃんもいい事言うなあ♪まだ謎は残っているけど、続編あるのかな?【図書館本♪】2020/10/03

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