内容説明
大学三年生の僕こと小金井晴太は、ある春の日、憧れの先輩である清田小春に一世一代の告白をかます。玉砕覚悟の大博打は、拒否もされなければ承認もされないというなんとも中ぶらりんの結果に終わった。そして、これがあの偏屈マッチョと僕を巡りあわせるターニングポイントになってしまうわけだが……。面白さ“桜島”級の青春ミステリ。
目次
第一幕
幕間劇 その壱
第二幕
幕間劇 その弐
第三幕
終幕劇
あとがき
夏輝の料理教室 フライパンでできる! 本格パエリア
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
122
ナツイチ2020 かごんま…。不思議な響きの単語ですが調べてみたら鹿児島のことみたいです。 大学の先輩に告白したことがきっかけに縁ができた筋肉料理男の夏輝君と主人公との交流がメインの日常の謎の物語でした。それにしても夏輝君はマニアックな食材をたくさん知っているなぁ…と思いました。もちろんマニアックな食材を使う心理は後半の話に描かれる彼の難しい家庭内の立ち位置が関係していて…これ以上はネタバレなので続きはぜひ本屋さんか図書館で。2020/12/04
minami
39
エブリスタ✖️ナツイチ小説大賞受賞作という事よりも鹿児島が舞台、に惹かれて読んでみた。私の夫がかごんま人なので。鹿児島の大学生、夏輝は講義意外は引きこもり、友人はいない。でもマッチョで、料理は驚きの腕を持っている。ちょっとした謎解きと彼の交友関係が少しずつ広がっていくところは正に青春。天文館、騎射場、錦江湾、かき氷や桜島の灰が季節による風向きの違いで積もる場所が違うこと。そんな鹿児島あるあるを知っているから楽しめた。内容とは関係ないけれど、桜島の噴火がすごくて窓ガラス割れたこともあるらしい‥。桜島は雄大。2020/09/12
くろねこ
16
ストーリー自体は良かったんだけど、わたしはどっちかっていうとキャラが頭の中で動くタイプなので、今回は見た目のわかってる主役2人が脳内で再生されるんだけど、どうにも表紙のイラストが苦手で…💦 シリーズものではないのかな?続きでなく他の作品も読んでみたい。。2020/09/17
ざるめ
13
鹿児島には行った事がないけれど、鹿児島出身者から聞いた話や、貰ったお土産がたくさん登場していて嬉しくなった( ゚∀゚)♪毎回、宅飲みで郷土料理を作るのかと思ったけれど違った(^^;)でも本格的な料理に美味しい酒があるから、ぜひ仲間に入れて欲しい!(゜▽゜*)最後は夏輝の重い境遇もあったけれど、良い方向へ行って良かった(^^)2020/09/27
きたさん
13
とても読みやすかった。取ってつけたものになりそうな料理要素が、それほど違和感なく本編に馴染んでいたのもよかった。特に最終話、鹿児島、という地域に抱くイメージ?偏見?が生かされていたように思います。2020/07/07
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