- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
野村再生工場を可能にしたのは、「言葉の力」だった! 言葉がその人の考え方を変え、行動を変化させ、ひいては習慣を変え、ついには人生をも変える。どんなとき、どんな相手に、どんな言葉が響くのか、個々の能力を伸ばし、組織を強くする知将の言葉へのこだわりをすべて明かす。「あの一言があったから、いまの私がある。そんな一言が私にもあった」。私が南海に入団して間もないころ、朝、球場に出勤した際に、鶴岡監督からすれ違いざまにかけられた一言。この言葉で、私の人生はまぎれもなく変わったのだ。今でも、50年以上も前の、あの監督の声の響きが私の耳に残っている。言葉には、それほどの力があるのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
名言紹介屋ぼんぷ
18
『変化とは何かを失うのではなく、 何かを得ることだ。 変化を恐れず、そこに楽しみを見出し、 勇気をもって挑戦するものだけが さらに成長していける。』2023/09/23
み
18
㊗️ヤクルト日本一!ということで、高津臣吾監督が大事にしていた「言葉の力」。その源流は野村イズムにあるのではと思い立ち、購入。案の定。野村監督の本を読むたびに思うのだが、戦後の詰め込み教育真っ只中の時代に、よくこんな先進的な価値観を持っていられるなということ。根性論ではない。自己を見つめて分析し、野球とは何か、キャッチャーとはそもそもどうあるべきか、監督の仕事は人間教育だ、そんなことをミーティングで語り、選手にノートをとらせる。すごい、の一言。私も11月頑張れなかった読書を、今日からまた頑張りたい。2021/12/08
コダマ@ようやっとる!
10
「考えた上で結果を出せば、1つの成功の方法論となる。」というのが自分にとって一番足りないところだろう。また、いい人はリーダーには向いていないという話で、哲学がないといけないというのは、これまた、自分の最近の課題であり、何で働くのか、そもそも自分の仕事をちゃんとしってんのか?と考えさせられた。2016/08/10
ちく
7
野村さん好きだなぁ。当たり前でなくてはいけないんだけど、つい忘れてしまうことを教えてくれる。「心底、相手のことを思い、『なんとかしてやりたい』という思いからの言葉でなければ選手は動かないのだ。」定期的に読み返して、自分を振り返りたい。2017/12/09
ムーミン
6
P.117「やけくそはギブアップ、開き直りはチャレンジ」、P.136「指導者のもっとも大事な仕事は、部下の意識改革だ」、P.142「人生の中で出会った人には意味がある」P.146「感情を動かす言葉だけが、人を動かす」、P.149「相手より先に、答えを言ってはいけない」2016/03/06