講談社文庫<br> 悲劇が進む 新版 四番目の恐怖

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講談社文庫
悲劇が進む 新版 四番目の恐怖

  • ISBN:9784061849518

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内容説明

フクシマが起きた今だからこそ……原発の危険性を証明し、廃絶を訴えた、歴史的名著! ――原子力が危険すぎる事実を、すでに国民の誰もが知ってしまった。スリーマイル島、ウィンズケール、チェルノブイリ……。それでも、一部の原子力関係者が強硬論を吐き、1億2000万人を断崖から突き落とそうとしている。彼らは、なぜ原子力を愛するのだろう。いま世界の誰もが原発の廃絶を望んでいるのに! 美浜原発、青森・六ヶ所村再処理工場……生存のために残された唯一の選択をするとき!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

4
四番目の恐怖の文庫版である。新たに世界の原子力の総本山IAEAなど追加されている。IAEAの章では、特にIAEAとABCCに関係のある重松逸造について解説している。重松はチェルノブイリに関係した人間だった。そして、イタイタイ病、水俣病と殊更に因果関係を追及し、因果関係を患者の切り捨てに利用してきた、常に権力側に立っていた人間でもある。重松は放射線の専門家ではなく、疫学という統計処理に従事してきた人物である。統計処理によって被害を紙の上で消去し、犯罪者をこの世に放任することができるようにした人間なのである。2014/06/12

teshico

0
91年文庫初版で出版当時に購入している。スリーマイル、チェルノブイリ、ウィンズケール(セラフィールド)を取り上げその次の悲劇は必然的に起こるという。そして、実際に起きたのである。本書のターゲットは六ヶ所村再処理工場であるが、福島第一原発の危険性もしっかり指摘されている。2012/03/10

shiaruvy

0
★4 原発災害報告と日本原発のあり方を問う本。2011/09/17

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