出版社内容情報
おでん、ブリしゃぶ、松茸の土瓶蒸し…。出汁(だし)化はどうして生まれた? ボタンエビに桜鯛、筍、鱧(はも)、鮪、鰻…。四季折々の味覚を楽しめるわけは? どんな日本酒、焼酎、ワインが合うのでしょう。背景には日本列島の地勢や自然の地球科学的な営みあり。くわしくは、マグマ学者が姪との12カ月のグルメ散歩でやさしく語ります。
内容説明
おでん、ブリしゃぶ、松茸の土瓶蒸し…。出汁文化はどうして生まれた?ボタンエビに桜鯛、筍、鱧、鮪、鰻…。四季折々の味覚を楽しめるわけは?どんな日本酒、焼酎、ワインが合うのでしょう。わたしたち日本人は、地震や火山噴火などのとてつもない試練を日本列島から与えられてきました。そして、これからも与えられ続ける運命にあります。しかし同時に、数えきれないほどの恩恵も授かっています。その一つが「和の食」といえるでしょう。「食べものって、その背景にある自然の営みを知ると、ずっと深く味わえるのね!」マグマ学者(著者)と一二カ月の食べ歩きをした姪御さんもいっています。あなたもさあ、一風変わったグルメ散歩をご一緒にどうぞ。
目次
一月 おでん―出汁は山紫水明の恵み
二月 寒鰤―日本海誕生のヒミツ
三月 ボタンエビ―大きくなる日本列島
四月 筍と桜鯛―瀬戸内海のなりたち
五月 こしび―盛り上がる紀伊半島
六月 穴子と鰻―海底火山でのランデヴー
七月 鱧と昆布―地球大変動と生き物たち
八月 ぐじと鯖―沈み続ける若狭湾
九月 蕎麦と鮑―火山の恵み
一〇月 松茸と栗―列島の背骨、花崗岩
一一月 芋焼酎とワイン―巨大カルデラとサンゴ礁
一二月 河豚―九州島が分裂する!?
著者等紹介
巽好幸[タツミヨシユキ]
1954年大阪生まれ。京都大学理学部卒業。東京大学大学院理学系研究科博士後期課程修了。マンチェスター大学研究員、京都大学大学院理学研究科教授、東京大学海洋研究所教授、(独)海洋研究開発機構プログラムディレクター等を経て、神戸大学大学院理学研究科教授、海洋研究開発機構招聘上席研究員。2003年度日本地質学会賞、2011年度日本火山学会賞、2012年米国地球物理学連合ボーエン賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
onasu
禿童子
tetsubun1000mg
Humbaba
-
- 電子書籍
- 火葬場のない町に鐘が鳴る時(7)