出版社内容情報
世界で親しまれている聖母マリア。新約聖書での記述は多いとはいえず、生涯については不明な部分も多い。本書では聖書・同時代や後世の文献・考古学史料などを用いて、マリアの生涯と信仰の変化を読み解く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nat
26
図書館本。聖母マリアの生涯を軸にその当時の歴史的背景や生活などにも触れられている。驚いたことは、コーランの中でマリアはマルヤムと呼ばれ、最もすばらしい女性の一人とされているということだ。また、聖母マリアの出現は、紀元40年から現在まで世界各地で約2000件に及ぶとのこと。不思議だ!2023/11/09
peace land
2
絵がきれいで楽しめました。マリア様に無関心という人はいるかもしれないけれど、嫌いという人は少ないかもしれません。絵が時代を現しているようで興味深かったです。解説の誤植が気になりました。霊が例なんて・・・2019/02/07
あるまじろの小路
1
聖母マリアについては聖書にもほとんど記述がなく、どうしてこれほどまでに信仰されているのか部外者にとっては謎でしたが、その辺の歴史的経緯についてまとめられていたのがよかったですね。また、今に至るまで世界中で(アフリカ、オーストリアやアジアにまで)聖母が出現したという証言が数多くあり、なかなか興味深く読ませていただきました。他にも当時の政治情勢や人々の生活などを読み、キリスト教の成り立ちについての理解が深めることができたような気がします。2021/03/19
双子の弟
1
面白かった。ナショジオ別冊は気軽に読める。2019/01/14
雀の大冒険
1
世界各地に現れた、「マリア様のご出現」を調べたくて購入。2018/12/20