- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
普通に社会人をしていれば、誰しも「経済理論」や「経済学」について、なにかしら聞いた覚えがあると思われます。「神の見えざる手」「悪貨は良貨を駆逐する」というような言葉は、誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか?
「経済理論」や「経済学」というのは、経済の仕組みを解き明かしより良い社会をつくろうというものです。そして我々の社会や生活に大きな影響を与えています。
マルクス経済学のケースからもわかるように、経済理論というのは、必ずしも正しいものばかりとは限りません。そういう経済理論と実体経済の相違についても、紹介していきたいと思います。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アナーキー靴下
76
時勢柄、経済について頭の中を整理した方が良いだろうと読む。何かしらで見聞きした理論がほとんどだが、著者の説明が良く、初めて知る話が理解しやすいのはもちろん、知っている話もまどろっこしさは感じず、より理解が深まる。更に良い点は、経済理論の背景が説明されることによる奥行き、もっと深く知りたいと思わせる点。たとえばドイツのハイパーインフレ、今までは年表的一節程度の認識だったが、経済理論の中で語られることで、どのような流れなのか興味がわいた。全体を通じては、いつどのようにお金を使うのか、しっかり考えたいと思った。2022/11/17
hit4papa
51
元国税調査官による経済理論の解説書。理論と銘打っているものの、経済学者ではないので小難しい記述はなく、文章も読みやすいですね。今更ながら社会主義の成り立ちや、金本位制とは何ぞやを知りました。認知バイアス(コンコルドの誤謬、フット・イン・ザ・ドア、ハロー効果等)から、経済理論の歴史(アダム・スミス、マルクス、ケインズシュンペーター等)、現代の経済理論(MMT、ビットコイン等)まで少ないページ数ながらスッキリとまとめています。本書を読んでもエッセンスを汲み取るぐらいですが、専門書への導入としては最適でしょう。2024/07/12
はふ
19
経済理論というよりは、心理学に近い一対一の人間関係にも使える理論から、世界を変えた有名な経済理論まで、知っておいて損はない知識を揃えている本書。 元国税調査官の著者だからこそ書ける一冊だと思った。著者の経験談や考えを混ぜて書かれているのは実にためになる。 どの章も内容がよく、読み応えがあるが、特に最後の第5章で紹介された理論や人物は知っておくべきだろう。近代の世の中を回している理論や、その土台となるものを知る事で、世の中の事についてもよく理解できる事であろう。2020/08/24
ゆにこ
12
渋沢栄一の話が面白かった。中高生でも理解出来る内容なのでぜひ若い人に読んでもらいたい。国立大学の経済学部を古臭い扱いしていたとこはちょっと嫌でした(笑)2021/02/07
武井 康則
11
経済学が心理学と結びついて行動経済学となってから、面白い理論が出てきた。それ以前のゲーム理論、コンコルドの誤謬に加えてナッジ理論ハロー効果など。簡単な経済理論と歴史、現代についてもある。著者は90年代バブル期を税務署員として過ごした経験を持つ。現代の分析では、世の中が狂い始めたのは90年代で共産諸国の崩壊期。共産主義は資本主義の問題解決だったはずで失敗したとはいえ、資本主義の問題が解決したわけではない。しかしその問題(格差)が共産主義が崩壊し、自由主義が一人天下になって肥大化していると言う。2020/10/20




