内容説明
巨匠クライブ・カッスラー、最後の単独執筆長編!
20世紀初頭を舞台に、当時の最新メカ総登場で、全米を股にかけた追跡劇がはじまる。
探偵 アイザック・ベル、最強最悪の強盗殺人犯に挑む!
20世紀初頭のアメリカ。西部一帯の銀行で、冷酷無比な強盗殺人事件が頻発していた。犯人につながる証拠はない。政府の要請を受けた“ヴァン・ドーン探偵社”は、通称“強盗処刑人”の逮捕にエースのアイザック・ベルを差し向けた。捜査を開始して早々、ベルのもとに正体不明の美女が現われ、ソルトレイクシティではまたもや銀行が襲われる。捜査は難航した。しかし、ベルは同僚とともに新しく手に入れたわずかな証拠から犯人の拠点をサンフランシスコと断定。犯人を罠に掛けるべく新聞に偽の情報を流すのだが―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
105
20世紀初頭、米国西部一帯で冷酷無比な銀行強盗を繰り返す犯人と、それを追う探偵の視点を交錯させる。豪胆で抜け目のない「強盗処刑人」と、腕利き探偵ベルの熾烈な情報戦が前半の主軸。わずかな手がかりを頼りに犯人の拠点を割り出していく綿密な捜査に、差し向けられるスパイの美女との駆け引きや殺し屋相手の格闘劇などがアクセントをつけている。主役二人が対面して視線をぶつけ合う緊張感はなかなかのもの。共に冒険心と自負心に溢れている点もこれに拍車をかけている。街並みや著者得意の乗り物の描写が洗練されていて話のテンポも良い。2021/04/03
海猫
62
以前はダーク・ピットシリーズをよく読んでいたが、かなり久々に読むクライブ・カッスラー。別ヒーローの別シリーズでもノリは同じなので懐かしい気持ちになる。「強盗処刑人」の犯行パートは手口の大胆さ、徹底した冷酷無比さが際立って引き込まれる。対する主人公が探偵社捜査員として有能らしいというだけで、キャラ立ちが弱いのでちょっとバランスが悪い。しかし善悪がはっきりしたストーリーで飲み込みやすく、快調に上巻読了。下巻へ。2017/07/13
KAZOO
43
クライブ・カッスラーの「アイザック・ベル」のシリーズの最初の本です。私は2弾目の「大破壊」を先に読んでしまいました。これも「大破壊」と同じように1950年の列車発見があり、それにともなう1906年の強盗事件にさかのぼるという話になっています。最近の動向を入れてスピード感あふれる展開になっています。2015/03/29
マドロス
29
久しぶりのカッスラー作品。いまだに書き続けていること自体がすごいことだと思う。彼の作品は、常に彼のロマンがあふれている。いくつになっても変わらない、そのスタイルに脱帽。下巻に続く。2016/10/08
sken
12
なんと……ついに出たんですねぇ、クライブ・カッスラーなのに命令形ではないタイトルが。冒頭いきなり機関車の引き上げシーンから始まるので、いつもの流れかと思ったのですが、この作品の舞台は20世紀初頭のアメリカ。ピンカートン社ならぬヴァン・ドーン社の探偵さんが連続銀行強盗を追いかけるっちゅうストーリーで車でかっ飛ばすシーンはA-10奪還チームもかくやと思わされる激しさ。この作者のメカ愛も存分に発揮されております。主人公が銀行家の息子で、犯人が現役バリバリの銀行家という鼻持ちならない設定ではありますが、2013/03/05
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