内容説明
「山」「猫」「珈琲」は著者がとても好きで大切にしているもの。これらに励まされ、また癒され、日々の執筆活動に励んでいる。下巻は、様々な雑誌に寄せたエッセイや、シナリオ応募から小説家デビューまでを綴った連載など。こうして作家・湊かなえは誕生した! ファン待望の、ベストセラー作家の初エッセイ集!
特別収録/脚本コンクール受賞作「ラスト・エレベーターガール」「答えは、昼間の月」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
84
上巻では新聞に掲載されたエッセイが中心だったが、下巻に入り、淡路島でごく普通の一児の母だった主婦が、ベストセラー作家になって行く過程が具体的に書かれていた。川柳の投稿に始まり、シナリオへの応募に参加し、それに入選し、さらに上を目指し、小説「告白」の発表で作家“湊かなえ“の誕生に至るのだが、人生どこで変わるかわからない。一つのサクセスストーリーとして捉えても良いと思う。湊さんはまだ発展途上なのでこの先どうなって行くのか関心を持って見守りたい。巻末に収録されている脚本の入選作も面白く楽しんだ。2020/03/06
どぶねずみ
38
私の知らなかった意外な著者の顔が見えた。もともと脚本家を志願されていたこと、ベタな恋愛小説を書いていたことなど、想像できなかった。同じ「書く」仕事とはいっても、脚本を書くのと小説を書くのではずいぶんと書き方が異なってくるというのも本書で学んで納得した。私は著者と年齢が同じなので、昔を振り替えって書かれたエッセイを読んでいくと、その当時の社会現象や災害などがハッキリと思い起こせる。あ~そんな時もあったなぁと共感できたのは嬉しかったな。2025/01/18
いちろく
38
雑誌に掲載されたエッセイをまとめた下巻。正直に書こう。上巻の内容と結構被っていたり、違う掲載誌で同じ様な内容を書いているモノがそのまま収録されているので、「この話上巻で読んだ」「この内容◯回目」と読んでいて思った事が少なくない。確かに、上下巻別れているし、掲載されている新聞や雑誌が違うけれど、ここまで似たような内容が繰り返されると、読んでいて閉口する部分もあった。ただ、巻末の応募脚本が面白かったので、購入した事は後悔していない。2020/01/22
Junichi Yamaguchi
37
『どこにいても本を開けば、非日常の世界を楽しむことができる』… 湊さんのアクティブさを感じるエッセイだった。 湊さんにしか書けないものを今後も楽しみに待ちたいと思う。 本を閉じて、淡路島への興味が増したのは言うまでもない。。2020/02/02
金吾
27
○面白かったです。上巻に引き続き山やトンガ、農家、デビューの話が多かったですが、それぞれ楽しめました。身近なことをそのまま伝えているように感じすごいと思いました。猫の絵も可愛かったです。2020/08/16
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