内容説明
裏社会でこの女を知らん奴はモグリやな――数十人の荒くれ男たちを従え、警察を屁とも思わず悪事を重ねた関西アウトロー業界“伝説の女”。細身のコートにスリムなパンツ、黒の指なしグローブをはめて、高級自動車を盗み出す。繰り返されるカーチェイス、覚せい剤、受刑者生活……。彼女を悪の道から救い出した男は、元ヤクザだった――。犯罪史上稀なる女首領に暴力団研究の第一人者が迫る。(解説・鈴木智彦)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fseigojp
9
車泥棒の手口が面白かった 駐車アラームを点灯してキーをつけたままコンビニに入るって案外多いんだ2021/07/07
さいちゃん
8
新聞の紹介文、女ギャングの実話、痛快な女の人生、で借りた図書館本。昭和末期から平成初期に活動(?)した女の人生。表題にもあるように超ワルな最悪の生き方、覚せい剤、窃盗団の首領などによる実刑連続のすえ極道の妻となったことで更生するのだが、ほぼ実態のあまりの酷さ内容に冷めた感覚でしか読むことができずなんだかよくわからない。2020/06/29
ワンモアニードユー
5
まあ凄い人ですね。楽しく読めはしましたが、結局は社会のために我慢して真面目に生きている人達の上前をはねて生きてきたうえでの物語なんですがね。ご本人の最後の文章で触れられてなければ、ちょっと渋面で書を置いたやもしれません。法、悪、生活などいろいろ考えさせられた本です。検察最高峰の人間が賭け麻雀しても罪にならない世の中(それを本人も検察も恥と思わない世の中)なので、結局は両極の悪がおいしいところを吸い尽くすだけなのかな。なんて。2020/08/12
ユーキ
4
悪党に人権って本当にいるのだろうかと考えるきっかけになった。2021/10/27
anken99
2
なかなかの半生記。893の血縁で生まれた「朴亜弓さん(仮名)」が、悪の権化として成り上がり、いやちょっと違うか。圧倒的な実力をもってして裏社会の裏でのし上がった朴さんだが、結局はシャブ中だったあたりがやや幻滅。ただ犯罪センスは圧倒的。組長の妻・・・というタイトルはやや後付的か。結局は、稀代の悪女の一人の半生を知れただけでよしとしておこう。2021/12/21
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