教養の書

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

教養の書

  • 著者名:戸田山和久【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 筑摩書房(2020/06発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480843203

ファイル: /

内容説明

全国のごく少数の幸福な読者のみなさん、ついに書いてしまいました。教養とは何か。なぜ大切か。教養への道をどう歩めばいいのか。おまけにお勉強の実践スキルまで。すべて詰まった「知の教典」誕生です。

目次

序 私はいかにして心配するのをやめ、教養について書くことになったか
Ⅰ 教養ってなんだ
第1章 キミが大学で学ぶことの人類にとっての意味
第2章 たかが知識、されど知識
第3章 知識のイヤミったらしさとどうつきあうかについて、そして「豊かな知識」に何の意味があるのかについて
第4章 教養イコール「知識プラスアルファ」のアルファって何じゃ、と考えてみる
第5章 「読書の意義は何だろう」ということを教養の観点から考え直してみる
第6章 われわれは何に向かってわれわれを教養するのか
第7章 教養とは何かの定義を完成させるぜ!
Ⅱ 教養の敵は何か、それとどう戦うべきか――現代イドラ論
第8章 教養への道は果てしなく遠い。だのになぜ歯をくいしばりキミは行くのか
第9章 教養への道は穴ぼこだらけ
第10章 科学が発展したら、人間はかなりアホだということがわかってしまったという皮肉
第11章 ベーコンの後継者は誰か。彼らからわれわれが学ぶべきことは何か
第12章 どうやって、居心地のいい洞窟から抜け出すか
第13章 批判的思考クリティカル・シンキンクって流行ってるよね。でも、何のためにそれが必要なんだろう
第14章 最後のイドラは「学問」だって。だったらどうすりゃいい?
Ⅲ 教養への道の歩き方――お勉強の実践スキル
第15章 大学に入っても、大人になっても語彙を増やすべし
第16章 歴史的センスの磨き方
第17章 種族のイドラと洞窟のイドラに抵抗するための具体策
第18章 市場のイドラを再考する――インターネットとの部分的つきあい方
第19章 劇場のイドラに抗うための「リサーチ・リテラシー」
第20章 論理的思考は大切だと言うけれど、論理的思考って何かを誰も教えてくれない……
第21章 ライティングの秘訣
第22章 ツッコミの作法
第23章 大学は天国じゃないんだ。かといって地獄でもない
第24章 無駄な勉強をしたくないひと、何かの手段として学ぶひとはうまく学べない

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キョートマン

31
自分ももっと教養をつけたいな〜と思った。巻末の註釈が面白い。装丁が好き。2020/12/29

Akito Yoshiue

28
『ちくま』連載時から、書籍化されたら絶対買おうと思っていた本。学ぶことの意義について平易な言葉で書かれており、筆者の言う通り高校生や背伸びしたい中学生にぜひ読んでもらいたい。高校で始まる総合探求の授業に携わる教員としてもたくさんのヒントをもらいました。2020/03/11

venturingbeyond

26
『哲学入門』(こちらも名著!)以来の戸田山先生の著作を年度末の繁忙期の隙間をぬって読了。本当に本務多忙な二週間だったけど、読み始めると止まらず、空いた時間は寸暇を惜しんで読みました。いつもの冗長な戸田山節は健在で、各所でくすぐられながら読み進めるものの、文体とは異なり主張は硬質。目の前の高校生に、大学進学前にぜひ読ませてやりたい「教養のすすめ」。我が身を振り返って、学び続けねばとの思いを再認識する機会ともなりました。2021/02/11

e

26
読みやすい文体で教養とは何か、どうすれば教養のある人に近付けるのかというテーマで書かれた本。単語帳と歴史の年表は面白いなと思ったのでわたしも真似したい、特に単語帳の方。学生向けに書かれているものの大人が読んでもためになる内容ばかりだったので定期的に読み返したい。2020/08/08

ひこうき雲

25
わかったつもりはさらなる探索活動を妨害しイドラになる。 2020/06/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15293975
  • ご注意事項

最近チェックした商品