内容説明
新書大賞受賞の『バッタを倒しにアフリカへ』が、リクエストにお応えして児童書版で登場! 小3以上で習う漢字は総ルビ、著者による爆笑用語解説、新エピソードも追加。オールカラー。ファーブルのような昆虫学者になるため、世界をバッタの害から救うため、アフリカに向かった若きハカセの冒険物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
82
図書館本 表紙をみただけで爆笑!新書版は既に読んだのですが、この児童書版をジャケ借りしてしまいました。パワフルな表紙と見返しは「へんないきもの」シリーズでお馴染みの寺西晃さん。本書は児童書です。児童向きの注釈が追加されていますが、これがまたネタの宝庫で吹き出してしまいます。新書版を読んだ方も、読んでいない方も、めっちゃオススメです!2020/09/21
Comit
65
市立図書~アフリカの地で『神の罰』と呼ばれるサバクトビバッタの飛来は、ありとあらゆる緑を喰い尽くす。昆虫学者としてバッタに立ち向かった著者の冒険物語。大人向けに刊行された新書が、児童書版で最登場✨バッタを愛し、バッタに触れすぎた故に、バッタアレルギーになり、それでもバッタの研究に没頭する。彼の研究場所はアフリカの大地。自分の目で耳で鼻で、五感を活かして観察する。研究の過程、資金調達、論文執筆、一見取っ付き難い内容をわかりやすく面白おかしく紹介してくれます(*´艸`)2021/07/24
Speyside
47
元々新書で出ていたものを、児童書として再刊したもの。難しい言葉にくすりと笑える脚注が添えられているのと、写真がオールカラーで、児童書版を手にとって正解だった。子供の頃に「バッタに食べられたい」という夢を抱いたバッタ研究者のポスドクが、バッタの大群と研究実績を求めて、日本人が13人しか住んでいないモーリタニアの研究所に赴任した顛末記。砂漠や異国ならではのトラブルが次々と襲うのだが、ポジティブに克服していく様が良い。なにより昆虫が大好きという思いが伝わってきて、特に虫好きではない自分も最後まで興味深く読めた。2021/12/02
アイシャ
42
新聞に紹介されていたのはこの続編。それを読む前にということでこちらから。いきなりバッタのカバー絵なので苦手な方も。私が借りたのは児童版で、ユーモアたっぷりの解説がたくさん入っている。ファーブル昆虫記の大ファンでバッタが好きな作者は、バッタに全身を食べられたいとバッタの大発生に困っているアフリカのモーリタリアへと単身向かう。自然のことなので、思ったようにはバッタに行き会えなかったり、慣れぬ地での研究は困難を極める。加えて日本へ戻ってからの就職も決まらぬ。でも全体に作者のユーモアが貫いていて、楽しく読める2024/06/05
ケ・セラ・セラ
40
もう面白すぎます!子どもの頃からの夢が「バッタに食べられたい」って、ほとんど病気です(笑) 。何の世界でもその道を極めるというのは大変なことですが、大好きな研究に没頭できることがとにかく楽しくてしょうがない、そんな熱量が溢れています。「夢を追うのは代償を伴うが、夢を持つと喜びや楽しみが増えて努力できる。」(抜粋) 児童書版ということで堅苦しいことなくとても読みやすかったです。2020/08/05
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