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内容説明
「この問題は解決しない。うやむやに終わるだろう」――『高学歴ワーキングプア』刊行から13年。研究者であり僧侶でもある著者が、紆余曲折ありながらも辿り着いた境地とは? 元ポスドクの「バッタ博士」こと前野ウルド浩太郎氏との対談を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えんちゃん
57
新刊コーナーにて。氷河期世代の不遇ではなく、大学院博士課程卒業後に非常勤講師などで糊口をしのぐ研究者の貧困問題について。問題そのものについては、本書よりも前作の方が詳しそう。結論は、真面目さだけでなく厚かましさが必要、なりふり構わないポストの獲得が重要。院へ進む時、そのまま大学ポスト奪取競走へ邁進するのか、企業就職を考えるのか、明確なビジョンが必要。真面目に研究だけやれる時代ではない。巻末『バッタを倒しに…』の著者前野氏との対談は面白い。2020/06/28
けぴ
42
”高学歴”と著者が自らのことを語りますが、博士課程まで卒業したということです。偏差値の高い優秀な大学を卒業、さらに博士になるも、その後の助教などのポストが得られず、就職もままならない人は気の毒に思いますが、偏差値40未満の大学を卒業後に九大の大学院を卒業、学歴ロンダリングした筆者については、よくぞ立命館大学の客員教授になれたものよ、という感じです(^_^*)。2021/04/03
1.3manen
38
フリーター、ホームレスときて、脱出と、著者の光文社新書3作目。初老を迎えるOD問題。私も初老だ(苦笑)。私の場合は、かなりパイプラインから漏れて、バイトミックスで糊口を凌いできた経緯がある。この3年ほどは、学習支援業から他の肉体労働が主になる始末だった。大学からかなり遠のいたと言っていい。高校も同様だ。2020年代、50代の小生からすれば、アカデミアは箸にも棒にも筆禍らないのが実態だろう。後悔先に立たず。多くの本を濫読してきたことは、専門バカを回避することだった。2020/12/27
香菜子(かなこ・Kanako)
29
「高学歴ワーキングプア」からの脱出。水月昭道先生の著書。高学歴博士が高学歴博士という事実だけで評価されて尊敬された時代は過去のものだし、末は博士か大臣かなんて言葉はとっくに死語。全ての高学歴博士がきちんと評価されて尊敬されることが本来あるべき姿だけれど、全ての高学歴博士をきちんと処遇するほどの余裕は今の時代にはないのが悲しい現実なのかも。高学歴博士というだけでは生きていけいない。高学歴博士たちもコミュニケーション能力やしっかりとしたコネや人脈を持つ高学歴博士じゃないと生き残れない現実に直視すること。2020/09/26
メタボン
26
☆☆☆ 博士課程に進むのが茨の道という認識は、この書を読むまで、恥ずかしながら、なかった。タイトルから想起していた内容とは違ったが、民間企業ずぶずぶの私にとっては、ある意味全く違う世界を垣間見えて、興味深かった。それにしても、学内闘争は、それこそ魑魅魍魎が跋扈する世界なのだなと戦慄を覚えた。大学のヒエラルキーは、ひどいものだ。読んでいて腹立たしかった。2020/07/26
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