内容説明
これは棒の手紙です。この手紙をあなたのところで止めると必ず棒が訪れます。2日以内に同じ文面の手紙を5人に出してください――棒? 奇妙な手紙を受け取った水原千絵は、妹・百絵の仕業と確信して、同じ文面の手紙を百絵を含めた5人に送った。その5人のうち、手紙を止めた者が撲殺されて……。恐怖の連鎖が止まらない。騙りの名手による怪作!(『チェーンレター』改題)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
19
「棒の手紙」が届いたら二日以内に同じ文面の手紙を五人に出さなければいけない、出さないと棒が訪れる…。「棒?」と思って読み始めたけど棒だった。でも途中けっこう怖い。元になった作品は2001年に別名義で発表とのこと。2021/01/30
menoruka
11
久しぶりの折原ワールドはなんとなく懐かしい感じがすると思ったらだいぶ以前の作の改題でした。行き来戻りつする手紙と同じように私もフラフラに。気力体力がいる読書でしたが、まだまだ作者のうんと長い本も読んでみたい。2020/06/12
みやび
6
学校に通っていた頃、小学校、中学、高校、不幸の手紙は一度くらいは聞いた事があるだろう。あるいは最近はチェーンメールか。この棒の手紙もそう。期限内に5人に同じ手紙を出さなければ棒がやってくる。棒って何?とちょっとおかしな感じと思って読み進めていくうちどんどん怖くなってきて夜トイレに行くのもぞくぞくしてしまった。正体不明の棒が追ってくる恐怖、狂気が狂気を呼び不幸の連鎖は止まらない。ネットやSNSでデマや情報が溢れる世の中、自分の些細な言動が与えてしまうかもしれない影響を考えて慎重に行動したいものです。2020/04/12
栄吉
4
★☆☆☆☆ 途中から読んだ覚えが…高畑にオイッとの突っ込みがある…。この作者の新刊はつい読んでしまう。2020/07/07
ありん
3
昔あった「不幸の手紙」。横書きした事で「不幸」が「棒」になったのか?そして過去に団地の部屋からバットを投げ、通りかかった双子の中学生の一人を死なせてしまった「梓」。「棒」を殴り書きしたら「梓」に見えた「棒の手紙」。 不幸の手紙が人の心に恐怖と疑心暗鬼を植え付け、人から人へ次々に手紙を送り、また殺人まで起きる。読みながら、背筋が冷たくなった。 2020/05/07
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