内容説明
疫病退散!SNSで拡散中の妖怪アマビエ作品集
新型コロナウイルス禍の日本で、140年の時を経てよみがえり、SNSを中心に拡散されている妖怪アマビエ。
江戸時代、弘化3年(1846年)の摺り物によれば、長髪にくちばし、体にウロコ、3本足のようなヒレをもつ異形の妖怪が肥後(熊本)の海に出現し、こう言ったと記されています。
「私は海中に住むアマビエと申すもの。
今年から6年間は諸国で豊作が続くが、病も流行する。
早々に私の姿を写して人々に見せよ」
今、漫画家をはじめ様々なアーティストやクリエイターたちが「アマビエ」をモチーフに作品をつくり、SNSなどで発表しています。
疫病退散の祈りをこめて投稿された作品を一同に集めた本を緊急出版。
水木しげる、西原理恵子、おかざき真里、松田洋子、永野のりこ、寺田克也、田中圭一、なかはら・ももた、8名の漫画家をはじめ、イラストや彫刻、陶芸、ガラス、織物、あみぐるみまで、ツイッター「#みんなのアマビエ」のタグで投稿されたものなど、総勢87名の作品を収録しています。
時を経てSNSで拡散されるアマビエと、人々の祈りを、一冊に記録しました。
本書の売り上げの一部を、新型コロナウイルス対策基金に寄付いたします。
※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。購入前にお使いの端末で無料サンプルをお試しください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Moemi
37
図書館でたまたま発見。 コロナ禍の日本でこんな妖怪が流行っているとは、恥ずかしながら全く知りませんでした…。 絵や彫刻や陶芸だけじゃなく、水引、刺繍、和菓子、あみぐるみ、ネイルアート、フルーツカービングと、色んな個性的なアマビエが収録されています。ちょっとは御利益あるといいですね!2020/09/12
くさてる
30
SNSで流行したあのアマビエさまの具現化を87体紹介した一冊。イラストだけでなく、刺繍や編みぐるみ、粘土や木彫りまでさまざまな形で表現されたアマビエさまを見ることができます。有名作家のものもありますが、作り手の熱意はどれも変わらない感じで、まだまだコロナの勢いが消えない現在では、大事な一冊かもと思います。みな願うことをこの妖怪に託しているのです。疫病退散。2020/10/24
ごへいもち
28
読友さんご紹介本。やっぱりかわいいのが良いなぁ。フルーツカービングがすごい2020/10/26
陸抗
24
イラストから彫刻、ネイルアート、あみぐるみと多種多様なアマビエが載ってる一冊。これだけたくさんのアマビエがいたら、すぐにコロナも治まるかな。気持ちが落ち込んだとき、読むとほっこりしそう。2020/05/21
きたさん
23
Twitterに掲載された、様々なアーティストによるアマビエの作品集。イラストだけでなく陶芸やあみぐるみ、果てはフルーツカービングまであって、現代日本の「アート」が理解できるような気もする。疫病退散を願うクリエイターの気持ちも届くようで、このコロナ禍でふと不安に駆られた時にぱらぱらとめくってみたい一冊。2020/05/19