角川ホラー文庫<br> 凶血 公安調査官 霧坂美紅

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角川ホラー文庫
凶血 公安調査官 霧坂美紅

  • 著者名:吉田恭教【著者】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2020/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041094204

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内容説明

日本中を震撼させていた連続老女強殺事件の犯人が逮捕された。しかし犯人の持ち物から、被害者の夫が旧日本軍で研究していた恐ろしい細菌についての遺書が発見され、公安調査官・霧坂美紅が調査に乗り出す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papako

75
作者の新しいシリーズなのかしら?プロローグ前の導入で結末は想定されるけど、消えた被害者、謎の死体、戦時中の遺書、カルト教団など、いろんな要素が絡まりながらも、とんとんと話が進み、楽しめました。美紅と岸川って、元同僚ってだけ?いきなりの南条さんの『見守っている』発言。真意は?さてさて続くんでしょうか。楽しかった。momiさん、ありがとう。2021/04/01

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

75
84/100点 戦時中の細菌兵器開発、バイオテロを仕掛ける宗教団体との攻防、突如体内から高熱を出し焼け死ぬ女子大生の死の謎…など盛りだくさんの内容が詰まった一冊。いつも通りのテンポある文章で全然飽きさせず気がついたら一気読みでした。途中肝心な部分で、その言葉をそのまま信じるかぁーとか、教祖奪回の場面での宗教団体の間抜けさなど不自然な点もありましたが、謎解きありアクションありと存分に楽しませて貰いました、エロ0グロ4ホラー3でした。このコロナ騒動時に読んだのはタイムリーかも。続編読みたいけど無理かな…。2020/06/17

sin

54
歴史の暗部、時代の狭間に空想を逞しくして紡ぐ物語…第二次世界大戦末期、敗戦を目前にした独から日本陸軍に届いた細菌兵器…作品の設定から『フランケンシュタイン対地底怪獣』を連想したが勿論これは別の有名モンスターのはなし、バラバラに発生した事件を繋げていく手際はくどくはなく纏まりを持って手際がよいが、折角お膳立てしたカルト集団をあっさりと片付ける遣り口はあっけなく強引過ぎ、また影の容疑者の動機と求める者に安直さを感じて違和感を否めない。最後の決意表明はあれか…“吸血鬼女だよ”(笑)2020/06/15

momi

51
ひゃ〜〜なかなかこんな公安調査官の話は無いんじゃない!?「人類最凶のウィルステロを防げ!」と言うことで元自衛官で公安調査官・美紅が活躍する話。10年も眠り続けることになった美紅…彼女の身に何があったのか!?ウィルスとの戦いの日々は壮絶で想像もつかない展開になるのです!私も彼女のその後を知りたい!!ぜひ、シリーズ化して下さい!面白かったッ!2020/06/30

hushi亜子

44
大好きな吉田さん作品。今回はシリーズでは無く初物。時代は戦時中まで遡り、バイオテロを企んだ日本のある部隊。恐ろしいウイルスを手に入れさらなる強力化することにした。が、それを人間に投与すると死んでしまうという結果に。しかし唯一生き残った人物がいた!その人物がどうなったのか…これが悲しい。なりたくてなった訳では無いのにこんな結果にさせられて。そして現代。不可思議な死体が見つかったことに始まる。警察ではなく公安、防衛庁等が動く。何故か…。悲しい思わぬ結末だが、霧坂美紅の今後を見てみたいと思ってる。是非読みたい!2020/06/17

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