内容説明
課題を抱える世界の長期政権
特集は「課題を抱える世界の長期政権」。新型コロナウイルスの感染拡大のさなか、ロシア、中国、北朝鮮、トルコなどの強権体制が対応に苦慮している。ほころびも見えてきた長期政権の実情と課題を探る。
Contents
【特集】課題を抱える長期政権
・【Interview】プーチン大統領、コロナ対策失敗で「最大の危機」 後継者不在続くロシア|名越 健郎・拓殖大学海外事情研究所教授
・1強維持に腐心する史上最長政権 コロナ禍で「瀬戸際」の安倍首相|泉 宏・政治ジャーナリスト
・3期目をにらむ習近平集権体制の不安―中国|李 昊・日本国際問題研究所研究
・強権独裁の強みと弱点 金正恩異変説とコロナ対応―北朝鮮|石丸 次郎・アジアプレス大阪事務所代表
・フン・セン首相在任35年、一党独裁に逆戻り―カンボジア|米倉 雪子・昭和女子大学国際学科准教授
・自民党彷彿のエルドアン長期政権 コロナ対応で内部のきしみ露呈―トルコ|間 寧・日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所中東研究グループ長
・激動の中東を生き延びる「アサド強権支配」―シリア|青山 弘之・東京外国語大学教授
・信頼を回復したメルケル長期政権 コロナ危機対応で高い支持―ドイツ|森井 裕一・東京大学大学院総合文化研究科教授
【In sight】隅田川に映えるツツジ|松谷 稔・フォトグラファーき
【Middle East】コロナ禍で中東の対立・混乱が拡大か イエメンやリビア、停戦入りも不信感消えず|池滝 和秀・中東ジャーナリスト
【Geo economy】独州財務相の死とコロナ危機 巨額の財政負担、蒸し返される共通債構想―欧州|高岡 秀一郎・時事通信社外経部編集委員
【Economy】大恐慌以来の落込みに直面する世界経済|真壁 昭夫・法政大学大学院教授
【食と外交】饗宴外交が相互理解に果たす役割|西川 恵・毎日新聞社客員編集委員