あふれる家

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あふれる家

  • 著者名:中島さなえ【著者】
  • 価格 ¥1,899(本体¥1,727)
  • 朝日新聞出版(2020/05発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022516831

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内容説明

明日実の家には、つねに人があふれている。バンドマンのトキオ、薬剤師のアキちゃんら両親の友達だけでなく、見知らぬ大人が平気で寝泊まりする家だ。父は放浪中、母は入院中。小4の明日実は、一風変わった大人たちに彩られ、奇妙でファンタスティックな夏休みを過ごす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いたろう

78
著者初読み。著者の父親は、あの中島らもさん。らもさんの娘が書いた自伝的小説ということで、興味津々で手に取った。らもさんの家を描いているのに、らもさんは登場しない。小四の「わたし」の父さんは、「旅人」で家にいないから。そして、母さんは、交通事故で病院に入院。なのに、家は人で溢れている。一癖も二癖もある、常連(?)の居候たちの他、入れ替わり立ち替わり、いろんな人が寝泊まりする家。そんな家で、両親に劣らずパワフルな「わたし」のひと夏は、これがまた可笑しい。一体、どこまでが実話か分からないけど、面白いからいいか。2020/08/30

アコ

27
著者は中島らもの娘。常に風変わりな大人が出入りし寝泊まりしている破天荒な家庭で育つ。父は放浪の旅に、母は骨折で入院した小4の奇妙な夏休みを描いた自伝的小説。/ぶっとんだ家庭環境は昨年読んだ美代子夫人のエッセイでも驚いたけど、改めてすっごいなー!日本で、でしょー?状態。著者と同世代なので尚更。決して面白くないわけではないけど、登場人物も状況も凡人には縁遠いものなので、それらをリアルに伝える手法は小説ではなく、漫画や映画かも。あっけらかんとした独特な文体は好みが分かれそう。2020/07/12

わむう

26
中島らもさんを父にもつ中島さなえさんの創作ではなく、自伝小説だそうです。父が放浪の旅に出ている時に、母が入院。父と母を慕う人たちが、入れかわり立ちかわり共同生活していることが当たり前の中島家で、変な大人たちに囲まれながら(別に面倒を見てくれるわけではない)過ごす小4のファンキーな夏休みの出来事。大金持ちの母方の祖母のキャラが好きだなぁ。2021/07/14

ミーコ

21
初読みの作家さん 自伝的小説家と感想を読んで知った。他人事だから楽しく読んでられるけど、私が明日実なら堪らない( ̄▽ ̄;) 両親は放任主義と言うか何と言えば良いのか。。 明日実が大人の様だ。子供らしさが無いけど 逆にしっかりしてて良いかも。 母方の祖母のキャラが面白かった。2023/07/03

keith

19
中島さなえさんの小4時代の自叙伝的小説。あふれる家とありますが、家族はほとんど出てきません。赤の他人です。中島さん家に転がり込んできたクセがスゴい人たちです。こんな人たちがいたら、まあ退屈せんやろな。2020/06/23

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