女ひとり永田町を走り続けて50年 角栄、慎太郎、ゴルバチョフから学んだ智恵

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女ひとり永田町を走り続けて50年 角栄、慎太郎、ゴルバチョフから学んだ智恵

  • 著者名:吉川稻【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 中央公論新社(2020/04発売)
  • 中央公論新社 GW特大フェア ポイント40倍!(~5/12)
  • ポイント 680pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120052897

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内容説明

【目次より】
はじめに
序章  永田町から始まったビジネス
第1章「佐藤事務所」で学んだ人間力
第2章 田中角栄の優しさに感謝
第3章 「吉香」を設立
第4章 絶体絶命のピンチに学ぶ
第5章 世界平和実現のためゴルビーを招聘
第6章 全国商工会議所女性会連合会会長に
第7章 すべての出会いに感謝を
おわりに
【本文より】
 思い出は数多くありますが、ひとつだけと問われたら、40年前、故田中角栄先生から言われたひとことを挙げます。
 会社を設立した年の暮れでした。たまたま仕事でホテルニューオータニへ行った際のことです。暮れのホテルは人でにぎわっていました。ふと振り返ってみますと、だいぶ離れてはおりましたが、ホテルで用事を終え、お帰りになる田中先生がお車に乗られるところでした。礼儀としてお見送りしようとした時のことです。
 私に気づいた田中先生から手招きされましたので、近づきますと「正月は迎えられるのか。いつでも何でも言って来いよ」と、微笑みながら声をかけてくださったのです。
 経営者として年を越すことの重みをまさに痛感していた時期でしたから、お見送りの後、涙が溢れ出て止まりませんでした。