内容説明
鼠小僧のお宝を探せ! 笑劇珍道中第二弾!
鼠小僧のお宝を見つけ出せ!
大人気シリーズに続編登場!!
時は文政十三年(天保元年)、おかげ年。
無事におかげ参りの旅を終えた辰五郎、沙夜、三吉、代参犬の翁丸は、江戸に戻らず伊勢でガマの油を売って旅費を稼いでいた。
旅を続けることにした三人と一匹が次に目指すのは、四国の金毘羅。まずは大坂に立ち寄り、辰五郎のガマの油売りの師匠に会うことに。
すると、師匠から金毘羅に眠るというお宝の地図を託されて――。
地図を狙う悪党たちに追われながらも、旨いものには舌鼓。
笑いあり、涙あり、博打もあれば、温泉もあり! 大人気笑劇珍道中シリーズ第二弾!! 犬も歩けば小判に当たる!?
この作品は過去に単行本版として配信されていた『駄犬道中こんぴら埋蔵金』の文庫版となります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
92
【秋なので今月も旅の本月間】お伊勢参りの旅を終えた辰五郎一行ですが、代参犬の翁丸には金毘羅宮への代参も託されていたことが判明。四国の金毘羅に向かうことに。これが、前作以上の珍道中です。ガマの油売りの師匠から託された埋蔵金の絵図。それを狙う盗賊団、鼠小僧次郎吉、忍犬、公儀隠密が入り乱れて、辰五郎一行に絡んでくるのです。そんなことは物ともしない辰五郎、相変らず旨いものに舌鼓を打ち、温泉に浸かり、旅の楽しみを満喫する道中です。埋蔵金も無事に解決したのですが、倒幕、幕末へと繋がっていく壮大な話にビックリしました。2022/10/01
優希
46
面白かったです。金毘羅にあるという宝を探す一行。地図を狙う悪党に追われつつも何でもありの珍道中が笑えました。2023/06/26
葵@晴読雨読
25
土橋さんの時代小説は外れなし!今度はみんなで金比羅参り。わくわくして読み進められました。2020/06/09
klu
17
お伊勢参りと金毘羅参りを一緒に旅した気分です!有名人にもチラホラ会えて得した気分にもなりました。しかし駄犬の翁丸は面白過ぎる。犬の失恋ってあるんですね。また旅に連れて行って欲しい。2020/07/12
Sakura
15
無事におかげ参りの旅を終えた辰五郎、三吉、沙夜、翁丸の一行は、今度は四国の金毘羅を目指す。大阪で辰五郎の師匠を訪ねたところ、金毘羅に眠るというお宝の地図を託される。地図を狙う悪者に、京の賭場で知り合った伊賀者の定吉に赤犬の金太。定吉は敵か味方か?!今回も騒動盛りだくさんの旅でした。またどこか旅に出ないかな。2021/04/25