角川文庫<br> 日本沈没(上)

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角川文庫
日本沈没(上)

  • 著者名:小松左京【著者】
  • 価格 ¥616(本体¥560)
  • KADOKAWA(2020/04発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
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  • ISBN:9784041091180

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内容説明

伊豆諸島・鳥島の東北東で一夜にして小島が海中に没した。現場調査に急行した深海潜水艇の操艇者・小野寺俊夫は、地球物理学の権威・田所博士とともに日本海溝の底で起きている深刻な異変に気づく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ykmmr (^_^)

147
南鳥島を震源とし、「地震大国・日本」の行く末…。の様なSF対策。『高度経済成長期』を舞台としており、作者ももういない為、時代世相や防犯意識は、今より大分古いとは思うが、その日本が最高に伸びた時代が『総崩れ』するのだから、登場人物たちは大騒ぎとなるわけである。田所教授と言うじんぶつの、50ページに渡る語り口に、この地震の惨状とプロ意識が語られる。2023/03/16

エピファネイア

94
感想は下巻読了後にまとめてということで。巻末にこの本は1973年3月にカッパ・ノベルスから刊行との記載あり。我々世代はカッパ・ノベルスには本当にお世話になっていて、松本清張、森村誠一、夏樹静子などの名作から、赤川次郎の三毛猫ホームズシリーズ、西村京太郎のトラベルミステリー、内田康夫の旅情ミステリーなど枚挙にいとまなし。その後、講談社ノベルズ、カドカワノベルズなども刊行されてノベルズブームが訪れて、通学、通勤のカバンの中にはノベルズ本がよく入っていたものだ。日本沈没もカッパ・ノベルズというのは知らなかった。2022/04/24

nakanaka

63
ただのSF小説ではなく現実のモノとなりかねないのが恐ろしい。今の日本人は読んでおくべき作品だと思います。地殻内部のマントルの動きが温暖前線·寒冷前線と同様の動き方と同じという田所博士の仮説にリアリティを感じました。小松左京の凄さを感じる読書となっています。上巻では関東大地震てしたが、下巻ではさらなる悲劇が起きてしまうのか。読むのが恐ろしいですが下巻へ。2024/04/27

kei302

55
一晩で海中に沈んだ無人島から始まり、D計画、日本各地で起きる地震そして、東京で関東大震災を越える大地震が発生。発売当初の1973年当時この作品はSF小説といわれていた。とんでもない! 今や、科学小説でもあり、パニック小説。文春e-booksで読んでいるのですが、なかなか読み進められない。一週間かけて、やっと半分。ちょっと小休止を入れたいので角川文庫で半分登録。新聞連載されていた『首都消失』と『日本沈没』は別々の作品だったことに気づく。 2021/11/02

活字の旅遊人

49
石黒耀『死都日本』からこちらの古典へ。冒頭の海底探検は静かに進んでいて、ここから一気に! と期待を高める効果あり。1970年代が舞台であることが随所から分かるのだが、それも面白い。ファクシミリなんて、響きが懐かしい。個人に連絡をつける方法をあれこれ考えないといけなかった時代。もちろん自然災害の中では、スマホも使えないという事態を想定しておかないといけないよなあ。表現的な所では、読点「、」がやたらと多く、少し読みつかれてしまう。以前の上司にもそういう文章の方がおられたが、もしや流行っていた時代があったのか?2021/12/10

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