内容説明
本を読むのは楽しい。乱読して、片端から忘れていくのも楽しいけれど、テーマ別に集中して読めば、もっと楽しい。頭の中でまとまって、会話のネタにも不自由しません。ホシ式学問術の成果、ご一緒にどうぞ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
98
星さんの文庫はすべて読んでいたと思っていたのですが、このような本のエッセイが出ていたとは知りませんでした。11の分野に分けてその関連お本についての話です。書評というよりはエッセイなのでしょう。例えば最初の「次の未来は」という箇所では星さんのショートショートの源泉となった本が並んでいます。しかも1960年代に出版された本とか昭和11年の「百年後の世界」などが羅列されてそこから星さんの様々な考えなどが示されています。そのほか「発想法、あれこれ」や「李白という人」が楽しめました。2022/08/29
kokada_jnet
62
星新一のエッセイについては、学生時代にほぼ全作読んだと思っていたが。1989年に初刊行されたこの本は、私の星新一への熱中時代の、あとに刊行された本なのであった。「野生時代」に連載で、毎回テーマを決め、関連する本を4、5冊読んで紹介しながら、そのテーマを論じる独自のスタイル。中村天風の本を肯定的に紹介しているが、ポジティブ・シンキングの大ブームがくる前のことなので、星新一にとって新鮮な本だったのだろう。ジプシーの回で、わが最愛の作家・小野寺誠氏のフィンランドでの体験を描いた『ジプシー生活史』について言及。2022/05/28
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
10
令和 2年 4月25日 改版 初版。。。大先生の書評である。大先生のレビューであるが、幅が広い。この本を読むと、やはり「見たことのないものは思い出せない」を痛感する。これで角川は全部出たはずだが、「ほ3-6」が抜けている。あと「人民は~」と「きまぐれ博物誌・続」だと思うのだが、「人民は~」は新潮文庫に移っているし、「きまぐれ博物誌・続」は1冊に集約されてるし。どうなんだろう。2020/05/12
funuu
8
いろいろな知識があり上手く再構築して書いていくのが作家の能力だとあった。これはChatGPTと思ってしまった。人間が発明するのは自分の脳内にある物を出力した物だと言う。カメラ等。ついに脳に似た物を作ったようだ。将棋チェス囲碁はもう人間がAI に勝てない。やがて思考面でもAI に勝てなくなるだろう。そこは天国が地獄はわからない。2023/08/14
ムーミン2号
8
ショート・ショートの神様=星新一さんがいろんなテーマにまつわる本を読んで、その内容などから思ったことなどを記しているエッセイ集。テーマの多様性もさることながら、読まれている本もバラエティーに富んでおり、驚かされる。個人的に最も面白かったのは「フィナーレ」という章で、人の死を扱った様々な本について言及がなされている。しかし、何と言っても我々は死んだことがないのだから、臨終に際してや死後の世界、あるいは生まれ変わりなど「体験した」という人のお話や、死後の世界はあるんです、と唱える人のお話に頼るしかない。2022/07/02




