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内容説明
2019年ノーベル経済学賞受賞者による、受賞第一作!
いま、あらゆる国で、議論の膠着化が見られる。多くの政治指導者がひたすら怒りを煽り、不信感を蔓延させ、二極化を深刻化させている。対立する人々は、話し合いをすることもままならなくなっている。ますます建設的な行動を起こせなくなり、課題が放置されるという悪循環が起きている。
現代の危機において、経済学と経済政策は重要な役回りを演じている。たとえば・・・・・・
●成長を回復するために何ができるか。富裕国にとって、経済成長は優先すべき課題なのか。ほかにどんな課題を優先すべきか。
●あらゆる国で急拡大する不平等に打つ手はあるのか。
●国際貿易は問題の解決になるのか、深刻化させているだけか。
●貿易は不平等にどのような影響をもたらすのか。
●貿易の未来はどうなるのか、労働コストのより低い国が中国から世界の工場の座を奪い取るのか。
●移民問題にはどう取り組むのか。技能を持たない移民が多すぎるのではないか。
●新技術にどう対応するのか。たとえば人工知能(AI)の台頭は歓迎すべきなのか、懸念すべきなのか。
●これがいちばん急を要するのかもしれないが、市場から見捨てられた人々を社会はどうやって救うのか。
よりよい世界にするために、経済学にできることを真っ正面から問いかける、希望の書。
目次
Preface 序文
Chapter1 経済学が信頼を取り戻すために
Chapter2 鮫の口から逃げて
Chapter3 自由貿易はいいことか?
Chapter4 好きなもの・欲しいもの・必要なもの
Chapter5 成長の終焉?
Chapter6 気温が二度上がったら……
Chapter7 不平等はなぜ拡大したか
Chapter8 政府には何ができるか
Chapter9 救済と尊厳のはざまで
Conclusion 結論 よい経済学と悪い経済学
感想・レビュー
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