集英社インターナショナル<br> 日本語力で切り開く未来(インターナショナル新書)

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集英社インターナショナル
日本語力で切り開く未来(インターナショナル新書)

  • 著者名:齋藤孝【著】
  • 価格 ¥847(本体¥770)
  • 集英社(2020/04発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797680492

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内容説明

本当に必要な日本語の姿がここにある! 「一億総表現者時代」と言われる現代。SNSには大量の日本語があふれ、そこには<センス>を感じさせる言葉も多い。このセンスある言葉たちの底には紫式部、夏目漱石、樋口一葉ら一流の日本語力が眠っている……そう、あくまでも眠っているのだ。身についているはずの日本語力を目覚めさせ、あなたの未来を切り開く極意がここにある。「読む」「書く」「聞く」「話す」、あらゆる角度からあらゆる時代をめぐって、齋藤孝が日本語の魅力を語りながら、一億総表現者時代に送るエール。「日本語力判定ドリル」も収録。

目次

はじめに
第一章 日本語を失いつつある日本人へ
第二章 大和言葉と漢字の出会い
第三章 世界一〈フレキシブル〉な言葉
第四章 明治時代のビッグバン
第五章 先人たちの遺した道標をたどる
第六章 未来を切り開く日本語力
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

62
著者の最新刊を読んだ折、印象に残った本書を再読する。本書の帯には「SNS時代、お困りのあなたに…齋藤孝が解決します」とあるが、著者が訴えていることはそんな小手先のことではなく、現代に生きる日本人が「日本語力」を衰退させていること関わって、『古事記』『万葉集』の時代から先人が日本語力を高めるために行ってきた努力について記すとともに、その回復について様々に語りかけていることにある。朗読を通して古典に親しむこと、漱石や一葉などの近代文学、取りわけ福澤諭吉の文章に触れることとともに、何よりも読書の大切さを訴える。2025/05/28

かずぼん

9
日本語力とは何か、それは古典の中に染み渡っている伝統である。齋藤氏はそれを文語文で読みこなすことを勧める。明治の人たちは、それまでの漢文素読の素養があり、文章も美しいという。時代は平家物語から明治の福澤諭吉、樋口一葉など多岐にわたる。それを声に出して読むことで日本語の響きやリズムを染み込ませるのである。ちょうど朗読に関する本を読んでいて、そこに樋口一葉の文章が取り上げられていて、まさに内容がシンクロした。多様な本を読むことでそれらがシンクロしている感覚を持てることが読書の醍醐味でもある。2020/07/28

tamami

9
高校生、大学生などの若者に向けて、日本語の歴史を辿る中で、折々の古典や文豪たちの文章に触れ、その持つ素晴らしさや日本語力の奥深さとともに、日本語を学び伝えていくことの大切さを訴えている。提示される古典や文豪たちの文章には、人を引きつける大きな力があることを実感させてくれる。それにしても、将来の日本語を担うであろう若者に対する、現代の日本語教育の迷走ぶりはどうしたというのだろう。文化の根幹が変質するやもしれない事態に、我々ももっと敏感でなくてはならないと強く思う。2020/02/18

coldsurgeon

6
読書をすればするほどに、日本語力が上がるかと言えば、そこに工夫を加えないと、望めない気がする。その工夫を知りたいと思い、読む。知りたいと思う心が世界を広げるが、得た知識を、どのように表出するかが課題である。思えば、日本語を生み育てた古人達の努力は、すさまじいものである。2020/05/02

kent6201

5
日本語力がこれからを生きる鍵だ。 温故知新の哲学で古文、名文に触れ、改めて日本語の素晴らしさに出会う。 教養、語彙の豊富さが新たな発想を生む。 名文引用で表現に深さを出していこう。 2020/04/27

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