内容説明
激動の歴史の中で神を尋ね求めた人々の言葉を読み解く。1957年の初版以来4度におよぶ改訂を重ね、今日にいたるまで半世紀以上も旧約入門・概説書として絶大な信頼を得ている名著。著者の流麗な筆致は、歴史的研究、考古学的調査、文学批評、聖書神学をひとつの「物語」に編み込み、読者を巨大で複雑多様な旧約の世界に引き込む。
目次
第1部 民の創造(イスラエルの始まり;束縛からの解放;荒れ野での契約 ほか)
第2部 諸国民のようになるイスラエル(ダビデの王座;イスラエルを悩ます預言者たち;おとめイスラエルは倒れた ほか)
第3部 契約共同体は再建される(バビロンの水のほとりにて;新しい時代の夜明け;祭司たちの王国 ほか)
著者等紹介
高柳富夫[タカヤナギトミオ]
1949年茨城県生。東京神学大学博士課程前期卒業。Episcopal Divinity School(アメリカ、マサチューセッツ州)留学、D.Min課程修了、2000年卒業。Certificate of Advanced Theological Studies取得。日本基督教団翠ケ丘教会伝道師、同三田教会牧師、同鶴川教会牧師、同中野桃園教会牧師を経て、2011年度より2017年度まで農村伝道神学校校長。現在農村伝道神学校非常勤講師(旧約聖書概論、釈義、ヘブライ語文法、ヘブライ語原典購読、黙想[坐禅]担当)。日本旧約学会会員。日本キリスト教学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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