竹書房文庫<br> シグマフォースシリーズ13 AIの魔女 上

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竹書房文庫
シグマフォースシリーズ13 AIの魔女 上

  • ISBN:9784801921955

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内容説明

人工超知能(Aartificial Super Intelligence )が、人類を滅ぼす。
その時が迫っている――

世界35カ国で翻訳、全世界累計2,000万部突破
ベストセラー・シリーズ最新作!

人類に福音をもたらすために開発された超AI〈イヴ〉。
それが、魔女狩りの時代から生き残る組織によって盗まれた。
目的は、大規模なサイバー攻撃――
AIが救済を求めたのは〈シグマフォース〉。
チームはただちに作戦行動に移るが、メンバーが何者かに誘拐される事態が発生していた……

「この小説には呪いが埋め込まれている」
本書を読むだけで、身の破滅を招くかもしれない。
読み続ける場合には自己責任でお願いしたい。
――ジェームズ・ロリンズ

〈あらすじ〉
クリスマス・イヴ、シグマフォースのグレイ・ピアース隊長の自宅から、恋人で妊娠八カ月のセイチャンと、同僚のモンク・コッカリスの二人の娘が拉致され、モンクの妻のキャット・ブライアントが意識不明で発見された。
事件は数日前にポルトガルで発生したアメリカ大使たちの殺害と関連があり、その裏には最新のAI(人工知能)の研究が絡んでいるらしい。
プログラマーのマラ・シルビエラは謎の男たちに追われ、自らが開発したAI「イヴ」を奪われてしまう。ペインター・クロウ司令官の指示で調査のためヨーロッパに飛んだグレイたちは、魔女狩りの時代から生き残る組織「クルシブル」による大規模なサイバー攻撃計画を知る。
そのターゲットはパリ、企みを阻止するための時間はわずかしかなかった。

◆科学的事実から──人工知能(AI)の創造が引き起こす人類の終わり
人類の終わりという危険な脅威が間近に迫っていて、それは我々の存命中にも起きる可能性がある。
物理学者だったスティーヴン・ホーキング博士は、この来たるべき脅威を「文明が誕生して以降で最悪の出来事」と記した。
その出来事とは、本当の意味で人間に似た世界初の人工知能(AI)の創造だ。
そのような瞬間の訪れは、すでに世界の権力者たちをおののかせている。
二〇一八年二月、世界政府サミットにおいて、AIの運命について議論するために非公開の極秘会合が開かれた。
出席者はIBM、マイクロソフト、フェイスブック、アマゾンからの代表のほか、ヨーロッパ各国、ロシア、シンガポール、オーストラリア、アラブ諸国の政府高官たち。
我々の存在そのものが危険にさらされているということで見解の一致を見たが、何よりも恐ろしいのは、規制や国際的な合意をもってしても自意識を持つAIに向けた進歩はもはや避けがたく、止めることができないと出席者たちが結論づけた点だ。
どのような対抗策を講じたところで「逃げ道があり」、過去の歴史が証明しているように、いかなる禁止令を出したとしても、世界の片隅でひっそりと活動している秘密の企業や組織が簡単にかいくぐってしまうだろうと見なされた。

著者について
ジェームズ・ロリンズ James Rollins
1961年イリノイ州生まれ。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。
以後、『ナチの亡霊』『スミソニアンの王冠』などを経て、2020年3月にアメリカで刊行された ●The Last Odyssey●〈*イタリック〉に至るまで、シリーズは十四作(『ウバールの悪魔』も含めると十五作)を数える。
歴史的事実に基づきつつ、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。
「シグマフォース・シリーズ」から派生した、元兵士のタッカー・ウェインと軍用犬ケインを主人公とする「タッカー&ケイン・シリーズ」(グランド・ブラックウッドとの共著)は、『黙示録の種子』『チューリングの遺産』の二作が刊行されている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

188
いつものスピード感あるシグマフォースと違い、今回はドタバタはあってもアクションは控えめ。今回のテーマはAIと魔女。戦いは三つ巴となり、先が読めない展開にドキドキ。前回は蜂の心理描写が出てきたが、今回はAIの心理が描写されそれもまた読みどころ。F15がアフターバーナーしたままマッハ2で大西洋超えちゃったり、AIについての解説もつっこみどころはあれど、やっぱりそういうところ含めてこのシリーズは大好き。2020/05/12

KAZOO

107
この時期になると毎年ジェームズ・ロリンズの新刊が訳されて出版されます。いつも新しい分野に挑戦して好奇心を満たしてくれます。今回はAIということで、まさに本当の知能(自意識)を持ったAIの登場です。シグマ・フォースのメンバーの家族が拉致されたり危篤状態に陥ったりして危機に面することになりますがさまざ情報を得たりしながら相手を追いかけることになります。2020/04/28

Richard Thornburg

40
感想:★★  シリーズ第13弾です。  今回はよりによってクリスマス・イヴに事件勃発。  読んだ時期がシーズン的に被ったので雰囲気満点です。  しかし、まさかのシグマフォースメンバーのピンチ!  のっけから、どこまで主要キャラたちに地獄を見せればいいのか・・・って感じの過酷な仕打ち。  しかしですね、タイトルにもなっている肝心の「AI」はリアリティがないですね(笑)  前から思ってるんですけど、なぜに 「AI」を擬人化したがるんですかねぇ。  2020/12/21

トムトム

32
敵にバレバレのおうちに住むグレイ夫妻。妊娠中の妻のセイチャンがさらわれる!ついでに友人モンクの妻、キャットが頭蓋骨骨折で意識不明。モンクの娘2人もさらわれる。しょっぱなからとばしています。AIはまだまだSF。1950年に提唱されたチューリングテストをクリアするAIすら、まだ出来ていません。2014年にチューリングテストをクリアした!というAIの報道がありましたが、私はあんまり信じていない('ω')ノ2020/06/11

25
何か、むっちゃ心配な始まり~上巻ではまだ心配なままです。AIが進化しするとASIって言うのね、初めて知りました。下巻では皆さんご無事な結末になるんだろうか?下巻へ。2021/09/24

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