マンガで読む名作 三四郎

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マンガで読む名作 三四郎

  • ISBN:9784537125818

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内容説明

「迷える子(ストレイ・シープ)――わかって?」
東京の大学に入学するため、熊本から上京した小川三四郎。彼にとって東京は、見るもの聞くもののすべてが新鮮な驚きに満ちていた。やがて三四郎は、都会育ちの美しい女性・里見美禰子に強く惹かれていく。だが美禰子は「迷える子(ストレイ・シープ)」という言葉を三四郎に幾度となく投げかけ、曖昧な態度を続けるのみであった…。
『それから』『門』へと続く夏目漱石・前期三部作の第一編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

navyblue

16
先日のソクラテスの弁明に続き漫画で「三四郎」。これはこれでいいかな。明治の時代、自由に恋愛できないもどかしさもよく描かれていたと思う。やっぱり野々宮さんのモデルは寺田寅彦だなぁ、、。2017/12/21

のぶのぶ

15
この時代、自由恋愛なんてできない時代。女性は、年齢がくれば、家の人が決めた人と結婚をさせられる時代。そんな時代に、一目惚れからの恋。自分の自由がきかないが、気になる存在ができ、引かれあっていく。三四郎のまだまだ青二才の自分がいること、痛感させられる。私自身も年上の方に憧れた時期がありましたが青二才に未熟の自分をうんと感じたことを覚えている。逆に年下と付き合いやっと対等なのだろう。そんな青春時代を思い起こさせる話。原作も読みたくなる。「それから」「こころ」は読んであるので三四郎も読みたい。ストレイシープ。2016/06/17

雨巫女。@新潮部

9
《私ー図書館》絵がインパクトあり。三四郎を読んだのは、約30年前、ストーリーは、ほとんど忘れてました。おかげで、面白かった。久しぶりに、読みたくなりました。2015/11/21

白義

7
このシリーズも恐らくこれで完読、類似シリーズは他にもあってこれはどちらかというとマイナーな方だけどAmazon読み放題入りだし手軽に読めるという点では今は一番かもしれない。しっとりした青春の煩悶、どうにも煮え切らない不自由な恋愛の機微と発展途上にある文学や国家といった日本の課題がどことなく重なっているような雰囲気は漫画でも完全に失われてはおらずなかなか悪くない。劇画系の絵柄でぱっと読みやすくわかりやすいという点はないが、名文句や三四郎を取り巻く風景はぽつぽつ印象に残る。出来にはばらつきがあるが悪くない一巻2017/08/16

yk

5
PrimeReadingで。もんもんとしますね。漫画なのでわかりやすいのかもしれないのですが、さらっと読めるので内容がちゃんと入ってこなかったかも。。。僕はこれは原作をちゃんと読まないとわからんなと思いました。2018/01/24

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