内容説明
民事執行・保全法の解釈・運用にかかる重要判例を精選し,基礎となる事実・判旨をコンパクトに紹介した上で,その意義や他の判例・学説との関係につき分析を加えた最新決定版! 令和元年民事執行法改正にも対応。計102件ほかコラム2件を収録。
目次
第1章 民事執行・保全の世界
1 請求権の実現
2 民事執行法と民事執行の概念
3 執行手続の種類・態様
4 民事執行手続の理念と基本構造
第2章 執行手続の主体─執行当事者と執行機関
1 執行当事者
2 執行機関
3 執行機関の処分に対する不服申立て
第3章 強制執行手続の開始と進行
1 強制執行の要件
2 債務名義
3 執行文
4 執行の対象
5 執行関係訴訟
6 執行手続の進行
第4章 金銭債権の実現─金銭執行
1 不動産に対する強制執行
2 船舶等に対する強制執行
3 動産に対する強制執行
4 債権およびその他の財産権に対する強制執行
第5章 非金銭債権の実現─非金銭執行
1 物の引渡し・明渡しの強制執行
2 作為・不作為の強制執行
3 意思表示義務の強制執行
第6章 担保権実行手続および換価のための競売
1 担保権実行制度の意義
2 担保不動産競売
3 担保不動産収益執行
4 動産競売
5 債権その他の財産権に対する担保権の実行
6 留置権による競売・換価のための競売
第7章 民事保全手続
1 総説
2 保全命令の発令手続
3 不服申立手続
4 保全執行