内容説明
コンピューターの中核であるCPUという名のブラックボックス。その動作の「超」基本原理から設計までを4bitCPUを例に解説。アキバで手に入る部品だけで実際の制作も可能!実際に作らない人も読み物としてもタメになること請け合いです。
2003年の刊行から16年で30刷突破のロングセラー。
※本書の電子版について※
2019年9月発行の初版第29刷を底本としています。
解説内容や情報は基本的に、初版発行時の2003年8月段階のものから変更されておりませんので、ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mazda
12
うん10年前に触っていた頃のことを思い出しましたが、いくら技術が進歩しても、デジタル回路である以上、フリップフロップやインバータ、AND/ORゲートの羅列になっているんですよね。プログラムメモリに格納されたプログラムをデコーダに解読させて、命令を実行。基本的には足し算をするだけなので、CPUそのものの差別化という意味ではスピードくらいでしょうか。最近はCPUよりもGPUの方が意味ありかと思います。2019/12/06
gill
11
結構な分量にも関わらず,軽妙な語り口で驚異的に読みやすかったです.CPUがどう構成されるか,どのように動くか,どう動かすか,などといったことは様々な書籍や講座で学びましたが,どう設計するか?というのは初めてでした.ある意味,今までに自分が学んだ中でも最も低レイヤな部分を理解して少し感慨深いです.ブラックボックスだったものが,案外単純な仕組みの組み合わせで動いていることが分かったことが嬉しいです.近々,本書の4bit CPU,あるいはそれを拡張したものを試作してみようと思います.2018/02/15
むらきち
8
CPUの仕組みや凄さがよく分かる良本。前半は初心者にも読めるように配慮されており、ど素人の自分も取っつきやすかったです。中盤以降は苦行でした……。CPUの説明が終わるまで300ページ弱が費やされますが、その後に書かれている自作CPUの能力の限界まで使ったサンプルプログラム『ラーメンタイマー』がたった1ページで収まっており愕然とします。何気なく使ってるPCやスマホって、凄まじいモノが搭載されているのですね。2021/05/05
オザマチ
7
教科書で学ぶ基礎的なデジタル回路の話と、CPUの動作原理の話との間にある溝をしっかりと埋めてくれます。アナログ的な実装技術・計測ノウハウみたいな話についても、工作に必要な分だけを丁寧に解説してくれています。マイクロコンピュータを使ったことがある・これから使う人にもオススメな一冊です。2013/02/22
とみぃ
6
★★★★★ 表紙でずっと敬遠していましたが、TD4と呼ばれる「とりあえず動作する4bit CPU」をしっかり自作できるよう、動作原理が丁寧に順序立てられて解説されています。特性上、実際に手を動かしてこそ真価を発揮する本だと思う。私もプリント基板を作って作成しようと思います!現在のCPUのルーツを知れるので、新入社員に薦めたい一冊。もっと早く読めば良かった。2021/09/25
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