内容説明
異世界の主神・アンヴァレンスの求めに応じ、「見放された土地」復活のために異世界にやってきた元人間の土地神・赤鞘。眷属・水彦による新たなる民・アグニーたちの集落建設のための生活物資の調達にも成功し、もう一人の眷属・土彦による防衛システム・マッドアイネットワークもさらなる発展を見せるなど、赤鞘による土地運営も次の段階へと移行していた。しかし、そこは一筋縄ではいかないのがこの“異”世界! 魔道国家ステングレア、森林都市国家メテルマギトのほか、シャルシェルス教やサムライの国・野真兎（やまと）、輸送国家スケイラーなどがその裏で不穏な動きを見せ始める。さらには人工精霊を伴って大海原を漂流する謎の男まで現れて――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
13
★★★ 前回までの内容を忘れて繋がらないところも有ったけど、気にしないで軽く読んだ。もっと、赤鞘をメインで書いて欲しい。2018/02/07
eucalmelon
2
万遍なく、並行して皆の状況を触れてくれているのがなかなかに楽しい。水彦は堅実なキャリンと出遭い漫才をやってておもしろい。水彦にヘタレと言われては、キャリンも堅実さが形無し・・・。エルトヴァエルは赤鞘をすごいと勘違いして、更に崇め奉ってるのが笑える。乳袋の唄、どんな感じになんのか・・つい口ずさんでしまいそうな気がするが‥。土彦、笑った後でいいから、アグニーに正しい知識を与えてやればいいんじゃない‥。美形だから笑えても、宋じゃなかったら、不気味なだけ・・。紙雪斎とマイン、ハンスとレインを彷彿とさせる。2018/03/03
sion
2
見放された土地を巡り世界で色々な柵略が巡らされています。登場人物が一気に増えて覚えきれません。キャリンと門土常久は印象にのこっていますが。樽に浮かんだ男は何者なのか。アグニー達よ。常識を無視すれば機能的な服を着るのは有り？なのか…。赤鞘が見ないふり＆現実逃避で乳袋〜2016/01/22
fap
1
世界観がぬるくて優しい。 一部の国は深読みして何やら不穏さを増しつつあるが、 神様がいるおかげで最悪の事態は回避できそうである。 読者としては安心して読める。 ガチな人と残念な人の噛み合いっぷりが面白い。2016/06/23
