内容説明
国内の高校世界史教科書としてもっとも定評のある、山川出版社の『詳説世界史』の英訳版。
日本の世界史教科書は、各地域・時代にバランスよく目配りした教科書であると評価されており、本書は、そのような日本の世界史認識を、広く海外の人びとにも知ってもらいたいとの願いから生まれました。
また、グローバル化がすすみ、日本人が諸外国の人びとと国際情勢や歴史文化について意見を交わす機会が増えている今日、世界史に関わる事項が、英語でどのように表現されるのか知っていますか?
みなさんが、世界と日本の歩みについて各国の人びとと語り合おうとするとき、本書が最良の手引きとなることでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
32
固有名詞のスペル、発音、意味が難解である。だが、巻末の語彙索引があるため、同様の山川用語集などで確認していくとよいだろう。私の関心分野は、なんといっても、諸子百家の思想や、植民地帝国主義の箇所である。また、章末に課題が書いてあるので、大学のテキストのような形式になっていて、思考力、表現力、アクティブラーニング、将来の歴史総合科目への資料としても重要な文献。現場の先生はもとより、日本人なら一度は世界の中での日本の位置づけを把握し直すのにうってつけの一冊と言える。2019/09/28
サアベドラ
30
高校世界史のデファクトスタンダード、山川出版社の『詳説世界史B』を英訳したもの。2019年刊。章割りから図版に至るまでほぼすべて原書と同じなので、現行の教科書を持っていれば一文一文見比べることができる。巻末に日本語索引がついているため、中国や朝鮮など漢字圏の固有名詞の英語表記がわからなくても一応調べられるようになっている。英語に関して言うと、文字通り日本語を直訳した英語っぽくない英文なので、本書を使って英語を勉強するのはあまりおすすめできない。あと、原書の3倍以上の価格設定はちょっとどうかと思う。2019/11/10
Yanagi
2
山川高校世界史の教科書の英訳版。図版含めほぼ中実に英訳されている。単語やフレーズもアカデミックなものが使われており、洋書として読むに堪えるもの。英語の勉強と世界史の復習が一緒にできて一石二鳥だった。しかし、最近の教科書は2010年代のこと(習近平の就任やロシアのクリミア併合など)まで書かれておりやや感動した。2020/05/15
UI
1
必要なところだけ。2024/06/09
ぺしみち
1
つまみ食い読み。面白かった。2023/08/25