感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
162
『氷柱の声』でガツンとやられた(褒めてます)くどうれいんさん。5年振りらしい食のエッセイを楽しく読んだ。タイトルが気になり、カバーは桃だよねって独り言の私。こう言うの好きだわ。寝る前に少しずつ読むはずがつい・・あっと言う間に読了してしまった。一番のお気に入りは『キャベツとレタス』そして、あとがきも私の好みだった。2023/09/30
ぶち
108
読友さんのレビューでこの本に魅かれました。実は、この作者のことはまったく知らなかったんです。歌人で、小説、エッセイ、絵本などでも活躍されているんですね。歌人だからでしょうか、この"食エッセイ"に綴られている文章のリズムがとても心地よいです。私たちでも普段から使っているような等身大の飾らない言葉なのに、その一つ一つがなんとも魅力的に感じられます。-->コメント欄へ続く2023/10/17
tenori
98
くどうれいんさん、封印を解く。5年ぶりの食エッセイは彼女の『つくる食べる語る』がまるごと詰まっていて、そこからお裾分けをいただいているような幸せな気分になれる。なんせ「桃を煮るひと」なのだ。その光景を想像してみよう。おしゃべりのようなリズム感とわかりやすい文章、語彙と表現力の豊かさ。すぐに読みきれてしまうけれど、もったいないから一話ずつ、ゆっくり咀嚼する。食べるという避けては通れない日常を、くどうれいんとともに。2023/06/21
蝸牛
96
くどうれいんさんの本は初めてでした。無難で誰にでもお薦めできる、良き一冊だと思います。2023/09/20
ネギっ子gen
73
【文章を書くことも菜箸を持つことも、わたしがわたしを取り戻すために必要な行為なのだ】食エッセイ。「あとがき」で、<筆を執る、と言葉ではそう言うものの、実際に毎日向き合うのはパソコンの画面で、両手でぱちぱちとキーボードを打つ。本当にこのまま作家として暮らしていけるのだろうか、と不安になる日には、菜箸を握ってとりあえず厨に立つ。キャベツを千切りにする。大根を面取りする。お玉で味見をする。その間だけはわたしのからだの周りに薄い虹色の膜のようなものが出来て、それがわたしを守ってくれるような、そんな気がする>と。⇒2026/06/14




