内容説明
大人気「しゃばけ」シリーズの戯作者、畠中恵さんって、こんな人なんです! 遅咲きだったデビュー秘話、妖たちとの初めての出合い。愛する本や映画のこと、創作における苦労。今は亡き小説の師匠の思い出。隠しておきたい弱点や、とっておきのストレス対処法……。お江戸の世界と日常を自由自在に行き来しながら、愛すべき小説を生み出す作家の素顔とは。もりだくさんの初エッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
50
畠中さんのエッセイ集で様々な媒体に掲載されたものをそのまま集めているので若干まとまりがない気がします。それでもしゃばけシリーズを書いている筆者の人となりを知ることができるのと柴田さんのギャラリーがおまけでついているので楽しいものです。今人気があり、いくつもシリーズを書かれているので大変だとは思います。2014/11/27
kaoru
34
正直、微妙。私はエッセイに「おかしさ」か「切れ味」を求めるのですが、どちらもあまり感じられませんでした。ちょっと読みにくい文章も多かったです。ただ、食べ物の話は美味しそうだし、面白かったです。2017/03/08
あむぴの
31
エッセイ集。『つくもがみ貸します』とは、版元が違うし、内容も、つくみがみに関連していないような。エッセイを読んで、作者は、まじめだなあと。2009年12月、新潮社。2018/07/27
onasu
30
小説家デビューに至るまでや、創作、取材ネタなど、畠中さんの人となりを追う楽しさはありましたが、これだけ時期と主題の異なるものだと、さすがに取り留めがない。もう少し貯めてから、テーマ的なものを据えたエッセイ集にした方がよかったような。 杉浦日向子さんに触れている降りは、お江戸ものの先達が偲ばれました。 あと、ネーミングももう一ひねり欲しいところ。「つくもがみ貸します」の続編かと誤解しました。2013/05/01
Book・CaFe
24
畠中恵さんの著書は初めて。エッセイ集。今までに読まれた本の書評が興味深かった。小説の中に出てくる美味しそうなものを自分で作ってしまうところはかなり食いしん坊な方ですね。名古屋市・名駅・星野書店近鉄パッセ店 は、しゃばけシリーズがかなりのスペースで置かれていました。2013/05/23