- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
出身地中国でさほど有名でなかったこの禅書が、日本でなぜかくも尊重されるようになったか。そもそも禅書とは何かから、噛んで含める丁寧さで禅の聖典への道行を物語る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しずかな午後
14
禅宗を代表するテキストとして『臨済録』『碧巌録』に並んで重視される『無門関』。しかし、実は中国では歴史を通してまったくの無名なのである。それがなぜ日本でここまでの地位を得ているのか。『無門関』は、中国宋代の禅僧・無門慧開が、当時の禅の基本的なエッセンスを短くまとめたテキストであり、弟子を導くための「教科書」であって、オリジナリティは殆どない。日本には無門の弟子・無本覚心によって鎌倉時代にもたらされるが、その当初はまったく重視されていなかった。2026/01/20
Jampoo
14
日本では高名だが中国では忘れられたテキスト「無門関」の受容史。 そもそも禅籍の一般的な形式についてや、日本の禅宗の移り変わりから芭蕉らの俳諧の世界まで、無門関がどう扱われて来たかの変遷を知れる。 無門関は何度か読んでいたが、エピソードとしての公案につくコメントや詩がどういう意図で書かれていたのか等、禅の書を読む上で基礎的な知識を理解してなかったので勉強になった。2025/12/08




