ハヤカワ・ミステリ文庫<br> もし今夜ぼくが死んだら、

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ハヤカワ・ミステリ文庫
もし今夜ぼくが死んだら、

  • 著者名:アリソンゲイリン【著】/奥村章子【訳】
  • 価格 ¥1,386(本体¥1,260)
  • 早川書房(2020/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151840012

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内容説明

フェイスブックで自殺を仄めかす少年。その裏にある盗難車による轢き逃げ事件。小さな町の暗部。SNSでのバッシング。少年の母・弟・捜査官・目撃者。4人の登場人物の視点から描かれる、嘘と秘密の5日間。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞受賞作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ペグ

83
SNSでの愚劣で唾棄すべき書き込みに吐き気。往年の名声を夢見るエイミーの想像力の無さ。あまりにも軽薄。逆に切なくさえあり。「ジェイコブを守るため」を思い出しながら、子を持つ親の辛さを思う。13才のコニーとハムスターのアーニーに救われました。 2021/01/28

ひらちゃん

45
同級生のひき逃げ事件。SNSで犯人扱いを拡散されるウェイドは自死の決意をする。なんで?本当はやってないよね?怪しいけれど、そんな年頃って母親だってなかなか踏み込めないものだよ。弟コナーも奮闘してたしね。SNSではなんとでも言える。絶対犯人がいるはずと思ってた。ただなぜウェイドが口を閉ざしているのかが分からなかった。これは言えないわ。特に母親には…。大人って狡いなぁとしみじみ感じた瞬間でした。 2023/05/10

アプネア

21
冒頭からFBで自殺をほのめかす少年。噓と秘密が渦巻く小さな田舎町での、轢き逃げ事件とSNS上でのヘイト。何の弁明もしない少年を同心円状とした4人の視点が紡ぐ物語…。何故、事件のあった夜、何をしてたのかを話さないのか?読み手も母と弟の視点なので、終始、やきもきさせられる。信用してくれって言われてもねぇ。これだけ臭わせる証拠が出てくれば、まあ、無理っす。後半にかけてグイグイ緊張感が増し、散りばめられた伏線が回収されていくなか。ああ、「言わなかった」のではなく「言えなかった」んだな~と…。2020/07/10

ケイジ

20
あまり期待していなかったですが、良かったです。ハッキリ意思表示しない思春期の兄弟が意外と可愛らしい。SNSの噂話を入れながら次第に事件の真相が明らかになっていきます。2020/05/04

くろき

16
ハラハラしてどうなっちゃうんだ…と最後まで手が止まらず面白かった‼︎視点が本でコロコロ変わるので、序盤は「今誰視点⁇」ってなるけど、慣れてくると事件を取り巻くティーンエイジャーたちと大人の様子が絡まり合って引き込まれました。冒頭も含めて、所々にあるfacebookの描写が大人の知らない子供の暗い世界があることを示し、だからこそ何も知らないけど無条件に我が子を信じた母親の強さも感じられました。警察側の視点があるのも良かったです。最高のエンタメの一つでした。2023/11/05

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