内容説明
外交のカリスマ、いざ政争へ
盟友・龍馬の死と不遇の青年時代を乗り越え、近代日本を創った男の怒涛の前半生を描く!
陸奥宗光の生涯を通じての行動は、前途を塞ぐ不正な権力を打破することであった。
宗光は、父・宗広から受け継いだ非凡な知能と先見性を武器に、政争に敗れた父の仇を討つべく、勉学に励みながらも尊王攘夷運動に没頭し、やがて海軍熟で学ぶと、その後は海援隊で活躍する。
しかし、坂本龍馬の暗殺によって唯一の後ろ盾を失ってしまい、窮地に陥るが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
巨峰
43
海援隊陸奥陽之助こと陸奥宗光が主人公。のちの外務大臣で、日中戦争や不平等条約の改正で活躍したことが有名。坂本竜馬は別の長編があるので、実際はその続編的意味合いもあるんだろうと思います。紀州藩出身だけど土佐藩に近い陸奥宗光と、板垣退助、林有造、中島信行、大江卓などの土佐藩自由党とのかかわりあいなど、知らないことが多くて、楽しめました。上巻は雌伏編といった内容でしたが、下巻は、その才能が日本のために生かされていくのでしょう。楽しみです。2025/03/23
スプリント
11
陸奥宗光の生涯。 幕末の坂本龍馬に師事していた時期はあっさりと終わらせ、明治維新政府での活躍を中心に据えたのはよい考えだと思う。2024/05/26
coldsurgeon
6
陸奥宗光の生涯は、叛骨精神に溢れた勇気ある人だったようだ。西南戦争に絡んだ政争に敗れ、投獄されても、投獄されている時間を読書にあてて、自身の知識と知能の研鑽にあてるのは、人生を無駄に生きない姿を現している。明治初期の藩閥政治を人民の富の搾取だと考え、人民の権利を考えていく姿は、現代政治の一部をみているようだ。2021/02/27
げんまん
4
宗光が著書で危惧している当時の政治の状況が、現在と似ていることに驚く。下巻へ。2020/04/04
おんちゃん
0
普通。2020/06/14
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