内容説明
東南アジア地域内外の交流関係を通史で綴る入門書新版化。歴史的交流が盛んな中国との新たな関係性模索の様子や,各国の民主化進展の実情と立ちはだかる問題などの現代的テーマを新たに追加した。変化し続ける東南アジアの展望を考える際にも活用できる1冊。【世界に出会う各国=地域史】シリーズ。
目次
第1部 東南アジア世界の形成
第1章 古代の東南アジア
第2章 東南アジア大陸部の国家形成
第3章 東南アジア史の中の「中国」
第4章 交易の時代
第2部 帝国主義・世界戦争そして独立
第5章 「自生的東南アジア」の植民地化
第6章 植民地的国際分業と東南アジア農村
第7章 植民地化への対応
第8章 東南アジアにおける共産主義運動の胎動
第9章 アジア・太平洋戦争
第10章 歴史の変動
第3部 ASEAN10が切り開く地域世界
第11章 国家体系の形成と混乱
第12章 産業社会定着化と地域統合の展開
第13章 21世紀の東南アジア
第14章 中国のインパクト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
崩紫サロメ
15
古代から21世紀までを網羅した通史。2019年末の刊行であるが、研究者を目指す人なら抑えて置くべき古典的な学説、例えばセデス(1886~1969)による東南アジアのインド化論とその後の批判なども簡潔にまとめてあって良い。現在の話題としてはベトナム共産党のSNS規制(殆どしていない、技術的にできないのか、意図的にしていないのか)の問題など、興味深いコラムが充実していた。2020/08/26
七
10
中国の書物に初出した古代の記録から、現世紀の本書新版発刊年までの東南アジアをまとめた通史本。このタイプの文献を通読するのは初めてだったので、気を抜くと歴史の流れに取り残されるように事態を追うことが難しくなり、なかなかエネルギーが必要だった。併し、歴史を語るということがどれほど多くの分野への理解を要するか身をもって感じられ、今後も読書への挑戦を続けていこうと思える良い経験となった。はじめ「歴史学」とは、様々な分野を包括する上位分野であるかのように感じられていた。しかし、読み進めるにつれて→2021/08/24
中村蓮
0
日本にも東南アジアの国々からの人が増えているので、気になって読みました。 だいたい知りたいことは知れました。 東南アジアという地域としての歴史が書けるくらいにはまとまった歴史の流れがありつつ、各国にはそれぞれの歴史があるのだなと思いました。 当たり前っちゃ当たり前ですが。2025/07/04
あさひ
0
ASEAN各国の歴史。各国に行った後だとまた深くわかる。2020/03/10
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