内容説明
王妃と仲睦まじいと評判の国王のもとに、第二妃として嫁いだ辺境領主の娘ベルタ。王宮で誰も愛さず誰にも愛されないと思っていたベルタは予想外の妊娠をしたことで、子供とともに政治の濁流に呑み込まれていく――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
45
王妃と仲睦まじいと評判の国王のもとに、巡り合わせで第二妃として嫁いだ南部領主の娘ベルタ。王宮で無難に過ごそうと思っていたベルタが予想外の妊娠をしたことで、状況が変わってゆくファンタジー。数年したら実家に帰るつもりで後宮入りしたのに、まさかの懐妊がもたらしたベルタを巡る心境の変化。最初からボタンの掛け違えで始まった国王との関係はお互い掴み切れずにおっかなびっくりで、もっとお互いを知ろうと努力する必要を感じましたけど、ほろ苦い事件を乗り越えた二人が何だかんだでいい夫婦になりそうだなと思えた結末が印象的でした。2020/05/11
Moemi
44
なろう発らしからぬ表紙とタイトルですが、この物語の重厚な世界観やストーリーにはすごく合っています(でもコミック版の絵も好きです) 恋愛要素はあまりないんですが、後宮陰謀ものなので結構ドロドロしています。 まだまだ主人公と王様の関係性には進展がありそうなので、続きが楽しみです。 できればこの夫婦にもう2、3人子供が生まれて、相思相愛の仲になるくらいまで読めることを期待。2020/09/02
いぼいのしし
43
南部の領主の娘ベルタは思いがけなく第二王妃として国王に嫁ぐ事となる。正妃は子供がなく、流産を繰り返し子供を産めない体になってしまったが、王とはいとこ同士で幼なじみの良好な関係のため、ベルタの入る余地はなく形だけの政略結婚だった。しかし、ベルタが王子を産みすべてが変わってしまう。。。おもしろかった。恋愛要素はなく、他人行儀な夫婦がなかなか新鮮だった。周辺国との関係や貴族の派閥争いなど、難しい国政に王とベルタがどのように対応していくのか続きも楽しみだ。2022/03/27
たまきら
40
コミカライズ版を少しだけ立ち読みして興味を覚えたので、原作を手に取りました。大きな事件が起こるわけでもなく、決して才気煥発とはいえない王と第二王妃にロマンスもない。けれども滅びるしかないであろう純血王族が、混血の強さに気づけていたらまた歴史は違っていただろうか?という作家の視点は良く描写されていました。個人的には第二王妃パパママの話の方が読んでみたいかな。2023/06/10
dorimusi
37
淡々としたテンションだったなぁ。説明文の「比翼連理の国王夫妻。そこに割り込む「第二妃」」ってほど、比翼連理な感じもなかったし、割り込むって程の意思も感じなかった。 1巻丸ごとプロローグでこっからベルタがガツガツいくのかな?続き気になるので2巻は買ってみよう。10巻くらい続いてくれないと壮大なヒストリカルロマンにならんと思うけど…… 2023/06/02
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