内容説明
職場や社会にはびこる居場所のないオジサンたち! 定年前後の本当の不安は、お金・健康より「孤独」!
現役時のニッポンのカイシャ生活にこそ、定年前後の「孤独化」の芽があった!
健康社会学の立場から、(組織の中における)現代人の「ジジイ化」「オジサン化」現象を分析し、
鋭いメスをいれ好評を博した著者がおくる、「定年」を境に居場所を失い孤独に陥りやすい人の特徴を分析し、そうならないための対処法まで言及。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
九曜紋
13
私の持って生まれた運命なのか、20代の半ばころからずっと孤独感を抱えてきた。3年前に職を失ってから、正真正銘の「ぼっち」になったが、なんとか耐えてきた。「残念なおじさん」にはなっていない、と自惚れているのだが、今回のコロナ禍で「やばい」と感じ始めた。ぼっちは気楽だ、と自己を正当化している場合ではない、ぼっちなりに人との絆をつくっておくことの重要性が身にしみる。2020/03/19
団塊シニア
11
定年前後の人には興味深い内容だと思う、再雇用とは転職には納得。2022/09/17
harhy
7
みなそれぞれの生き方をしていると思うが、再出発は今までの事はいったんリセットして謙虚に。そういう戒めとして意味あるかな。2022/11/27
May
5
身につまされますねぇ。これから私はどうなるんだろう。様々なアドバイスをくれるが、まとまった理論として受け取るのではなく、個々に、随時、必要に応じて自分のものにしていけばいいかな。本棚に差しておこうと、今は思ってる。2023/11/23
emiko
5
本を読み進める内に、この情景は何かに似ているなと思った。よく考えたら、人気スターと同じではないか?人気があるうちは煽てられ自分は「人より偉い」と勘違いをしてしまう。人気がなくなると、上り詰めたはいいが、梯子を外されて右往左往をしなければならない。人の扱いもだんだんと惨めになり、プライドはズタズタ。そんな状況でも這い上がって活躍されている人は、人間的に一段も二段も大きくなっている。 人間に味がある。そういう意味ではジュリーの生き方にはかなり興味を持っている。 2022/09/13